ゲーミングキーボードが光り始めたのはいつからだろうか。なにもゲーミングキーボードも、はじめから光り輝いていたわけではない。物事には何事も先駆者というものがいるのだ。
今回紹介していくのは、ゲーミングキーボードに輝きをもたらした開祖とも言われるDucky Channel。このブランドから発売されているShine5だ。この機種はもう製造が終了しているものの、まだ在庫がいくつか存在しているようなので紹介していく。
製品特徴
Cherry軸を搭載
信頼と安心のCherry社製のスイッチを採用している。型落ちし、販売が終了した今だからこそ、RGB発光タイプで一万円以下でCherry軸という素晴らしいコストパフォーマンスになっているのだろう。
キーキャップは二色成形
もはやゲーミングキーボードなら鉄板といる二色成形のキーキャップを採用しているので、文字ハゲなどで見た目を損なう心配はない。
使わないかな印字は勿論、日本語キーも英語や記号で置き換えてあるので、全体的なデザインもスタイリッシュに纏まっている。
LEDライティング機能
開祖と言われるだけあって、当然LEDも美しく光り輝く。キーキャップの工夫もあってか光ムラもなく、その辺の安っぽい中華製とは一線を画する美麗さを誇る。
ハードウェアマクロ機能
本機は専用のゲーミングソフトウェアを持っていない。これだけ聞くと不便に思えるが、本機にはハードウェアマクロ機能が実装されている。これによりわざわざソフトウェアを入れなくとも、ゲームに最適な設定に変更できる。
ソフト程の利便性は無いと言わざる得ないが、ほかのゲーミングソフトウェアと競合して誤作動を起こさないのはメリットだ。
ケーブルの付け替えが可能
ケーブルは一般的なビニール皮膜のケーブル。しかしこのケーブルは汎用規格を使用したケーブルなため、断線してしまった場合は簡単に付け替えが可能。見た目を変えたいときにも買ってきて付け替えできるので、結構嬉しい機能である。
付属品が豊富
交換用キーキャップ多数にに引き抜き工具が付いてくる。気分を変えたいときに付け替えて色を変え遊べる。
総評
型落ちしているし生産終了しているため、交換保証や修理\は期待できないものの、作り自体はしっかりしていて、値段では考えられない程に高性能かつ品質が高い。特にその辺の廉価版スイッチではなく、Cherryスイッチを採用しているのは嬉しい。
最大の問題は、ソフトウェアを持っていない事。今の時代はソフトウェア制御が当たり前であり、ハードウェアで設定の変更なんて面倒くさいし直感的じゃないしでやりにくさは否めない。
逆に言えば、そこさえ許容できるのであれば、本機は間違いなく名品。長く使っていけるものなので、吟味してみるのも良いかもしれない。