マウスを快適に操作する上で必要となってくるものを言われれば、間違いなくマウスパッドが上がってくる。これらはたいていが布製のソフトタイプが主であるが、数は少ないが板状のハードタイプマウスパッドも存在しています。
あまりお店でも見かけないマイナーなものではありますが、実はこれが結構便利なものです。今回はこのハードタイプの中でも、流星のように現れたメタルタイプのマウスパッドに主眼を置いて布教活動を行っていきます。
布製マウスパッドよりも勝る点
耐久性は非常に高い
プロゲーマーになると布製マウスパッドは消耗品といい、三週間で交換するという。一般の人でも一年程度も使っていると、傷やほつれが目立ってくる。
それに比べてこのメタルマウスパッドは丈夫です。なんせ材質がアルミなどの金属製であり、プラスチック製のマウスなんて擦り付けたところで、見てわかるレベルの傷なんて付きようもありません。
手入れが簡単
マウスパッドが汚れたし洗おうとする人もいるはずです。しかし、布製だとこれが結構面倒です。洗面器にお湯を張り、洗剤で表面の汚れを揉み落とし、水を切って乾かす。これは結構な手間でしょう。
しかしメタルマウスパッドの清掃は簡単です。除菌用アルコールスプレーを吹きかけて、柔らかい布で拭いてやるだけでいいです。アルコールなのですぐに乾くから、布製のように乾くまで待ちぼうけを食らうこともありません。
値段もさほど差がない
流石に百均で売っているものと比べられると困りますが、メタル製のマウスパッドは1000円程度の値段で20×18cmサイズのモノを購入できます。この程度の値段であれば、高くて尻込みすることもないでしょう。
ちなみに、アルミなのでこの思ったよりも重たいとは感じません。
布製マウスパッドより劣る点
現状はスピードタイプ一択
普通のマウスパッドにはピタッとした止め安さを重視したコントロール向けと、サッサと軽快に動くことを重視したスピード向けのものがあります。
しかし、このメタルタイプにはコントロール向けなんてものはなく、とにかく軽快に動くようになっています。それこそ布製のスピード向けよりも軽快なくらいです。
Logicoolにも表面がポリエチレンのハードマウスパッドが存在していますが、これもやはりスピード向け。ハードタイプではコントロール向けは難しいのかもしれません。マウスパッドはしっかり止めやすいほうが良いというならば、ハードタイプは候補にも上がってこないでしょう。
冬場は冷たい
布と違ってものすごく冷たい。冬場だと手がかじかんで痛くなってくるレベルです。これはメタルが特に酷いですが、ハードタイプ全体に言えるデメリットです。布の温かみは出せない。
ただし、夏場は蒸れて汗を吸って臭くなる事がないので快適です。季節によって使い分けるのが良いかもしれません。
特大型が存在しない
マウスパッドにキーボードまで乗せて運用している人もいる。こうした特大ワイドサイズのメタルマウスパッドは現在存在していない。そこまでの大きさのものを加工するのはコストがかかるからだろうか。このタイプが好きな人にも向かないだろう。
音がなる
布と違い金属でマウスを操作しているので、浮かせて下ろす際に音がなる。普通に使う程度なら気にはならないレベルですが、激しくマウスを動かす人には不向きです。ガンガンガンガン打ち下ろしていれば、マウスは痛むし周りの人間にもキレられるでしょう。
総評
メタルマウスパッドはメリットも多いものの、デメリットも無いわけではないです。とはいえ、自分の運用方針さえあっていれば、布製のそれよりも高耐久で高コスパなのは間違いないでしょう。
問題にならないデメリットであったなら、是非試してみてほしいです。