完全ワイヤレスイヤホンの進化は著しいもので、ほんの少しの時の経過で驚くべきものが現れることがあります。このMpow M5も、そんな驚くべき進化の過程で生まれた怪物で、安物イヤホンに情熱を持つ者共を震撼させた傑作機です。
基本スペック
Bluetooth 5.0 コーデックはAAC、aptX対応
Bluetoothは5.0を採用していまうす。その使用チップはスマホのCPUで有名なQualcomm社のQCC3020というモノです。これによりAACコーデックだけでなく、aptXコーデックにも対応し、さらに高音質で音楽を楽しめるようになりました。
Androidスマホであれば結構な数がaptXに対応しているので、その高音質を気軽に楽しめます。
音質
低音は力強くでているが、中音はまぁそれなりです。高音は若干暗めと低音を重視した音質をしています。決して中音が弱いわけではないので、ボーカルの音もしっかり聞こえるのは好印象。それに加えて音圧が結構強めであり、迫力のある音楽を楽しめます。
連続再生6時間
6時間の連続再生が可能。10000円以下の完全ワイヤレスイヤホンとしてはまずまずの持続性です。ケースもおよそ６回程度充電可能なので、充電の面倒臭さでイライラさせられることは少ないでしょう。
転送距離10m
Bluetooth 5.0なため、理論値１０ｍ。Qualcomm社のチップなので、極端に下回ることはないと思われます。障害物もそこまでなければ、トイレにだってつけたまま移動可能です。
ボタンは物理式 PX7防水
物理式ボタンで操作性は良好です、特に硬いといった問題もなく、スムーズに操作可能です。
また、物理式ボタンにも関わらず、完全防水といって差し支えない防水機能を持っていま。ジムでの使用は勿論、シャワー中でも問題なく使用可能なので、スポーツマンにもおすすめできる一品です。
その他の特徴
サポートが手厚い
一年半保証という長期間でありながら、その間に壊れた場合、交換不要で新品を送ってくれる圧倒的なサポートの良さを誇ります。SoundPEATSといいTaotronicsといい、中華でもそこそこの大きさになると、ここまでサポートが良くなるのかと感動モノです。
高級感溢れるケース
レザー調のケースを採用しており、見た目にはとても安物イヤホンとは思えないどころか、高級感すら感じられるほどです。
マグネット式で吸着する機能も当然備えています。また側面にストラップ取り付け穴もあるので、持ち歩きにも便利です。
唯一の欠点としては、microUSB充電な件。この価格帯のイヤホンで、TypeC充電を求めるのは酷であるが、ここまで拘ったケースを使うのであればそこも拘ってほしかったところです。
仕様がちょいちょい変わる
実はこのMpow M5は最初はT5という名前でした。その頃はQCC3026チップを搭載していて、今よりさらにスペック上は高性能でした。それがダウングレードをして今の性能になりました。
これから先、性能がどう変わるかはわからないので、最低でも販売ページの情報は買う前に見たほうが良いでしょう。
総評
長期保証、aptX対応、見た目も良いと、明らかにお値段以上な完全ワイヤレスイヤホンです。6000円以下の価格帯でここまでのものはなかなか存在しなでしょう。
さらに、SoundPEATSほどではないものの、クーポンやセールはそれなりにある方なので、5000円以下で買えてしまうこともあります。aptX対応の完全ワイヤレスイヤホンがほしいのであれば、セールを狙ってみるのも良いでしょう。
