(Image credit: Ben Geskin/Smazizg)
2019年12月13日、Appleは特許庁に意匠登録を出願しました。新型iPhoneと思わしきデザイン画なのですが、このデザイン画から、待望のノッチレスデザインが確認されました。
これが出願されたデザイン画だ!
上述の通りベゼルレスデザインかつ、ノッチの存在しない、画面を最大限に生かした正面ディスプレイに写真になっています。今まで頑なにノッチを消してこなかったAppleですが、もしかすると次のiPhoneこそはノッチレスデザインになりそうです。やったぜ。
インカメラとかセンサーとか無くね?
これには様々な憶測が上がっています。ベゼルに極限まで微細かして詰め込むとか、画面内に埋め込むとか、果てはXiaomiのMi 9T PROのようにポップアップカメラにするとか。
一番可能性が高そうなのは最初に上げた方法ですが、カメラの解像度が下がりそうですし、自撮り画質はセンサー部分でどれだけ頑張れるかにかかってきそうですね。
液晶内にカメラまで埋め込むのは技術力的にまだまだ無理がありますし、ポップアップカメラはハード的にコストがかかりそうなので。
画面内にタッチID埋め込み特許
Appleは最近、画面内にtouchIDを埋め込む技術の特許を獲得しています。液晶内にカメラは埋め込めなくとも、センサー類は埋め込める技術は持っている事をすでに証明しています。
細いベゼル内にカメラだけなんとか詰め込めれば、広い液晶内にセンサーを設置できるのでノッチの必要性が減ります。上記のデザイン画もそう考えると現実的に見えてきますね。
そもそもこれは本当にiPhone12なのか?
しかし、海外の有識者たちはこれがiPhone12になるかと言われると否定的なようです。というのも画面内にセンサー類を埋め込む技術は未だ発展途上なようで、現状様々な海外メーカーが画面内指紋認証などを意欲的に取り込んでいますが、利便性はともかくとしてセキュリティ性能は劣るとされています。
天下のAppleがセキュリティ面に不安を抱えたまま製品を販売することは、今まで培ってきた信用を失うも同じです。結構プライバシー侵害とかで株が下がってきてるけど。そのようなリスクを抱えたまま製品を発売する事はできないでしょう。
販売はもう少し先かもしれない
仮にこれがiPhone12だったとしても、技術力の問題もあって、上記のスペックで販売するのであれば2020年から2021年内の販売はキツイんじゃないかとも言われています。2020年にはiPhone SE2の販売も予定されていますし、そちらでお茶を濁してくるのが現実的かなと考えます。
もしかしたら小出しにするかも
特許をとったと言っても、技術的に量産化が無理であれば、全部乗せでリリースすることはできません。試験的であたりさわりのないセンサーだけを液晶に埋め込んであたらしいデザイン面で特許を通して、水滴ノッチiPhone12だって事も十分ありえます。
発売日も発表されていない製品なので、あまり期待せず大人しく待っていたほうが無難でしょう。
備考
正面はかっこよくなってきたので、iPhoneアンチの人々からクソデカクソダサノッチと馬鹿にされることはなくなるでしょう。しかし、残念でした、ジョブズもジョナサン・アイブも居ない今のAppleに、デザイン面はあまり期待できないようです。背面のあの評価の別れるタピオカメラ、そのままか数が増える事になるようです。