2020年1月15日、Microsoft Edgeは新しく生まれ変わりました。今まで独自のレンダリングエンジンを使用して来ましたが、ここに来てGoogle Chromeで使用されているBlinkに変更し、新しいブラウザとして再スタートする事になりました。
そもそもChromiumとはなんなのか
Chromiumというのは簡単に言えばGoogle Chromeの親のようなブラウザです。オープンソースのブラウザで、Google ChromeはこのChromiumのソースコードを元に開発しGoogleがビルドした物になります。
Microsoft Edgeも今回からこちらのソースコードを元にしたモノに変更されました。今まで独自のレンダリングエンジンで組んだ旧Edgeは不評だったし、何もかも自社でやるのは時間がかかるので英断でしょう。
何が変わったのか
Chromeの拡張機能が使えるようになりました。これこそが大きな変更点であり、最も重要な要素でしょう。
今まで、Edgeは動作の軽快さとシンプルさに重きを置いた作りになっていましたが、シンプル差を突き詰めた結果、本当に最低限の事しかできないブラウザになってしまいました。かゆいところに手が届かない、残念な出来栄えでした。
しかし、Chromeの拡張機能を使えるようになった事で一変。軽快な動作と高い拡張性を持った、便利なブラウザへ生まれ変わりました。
使い勝手はどうなのか
Google Chromeとさほど変わりません。どちらもスマホ版のブラウザと同期が可能ですし、親元が同じな為か動作の軽快さもほぼほぼ同じです。操作性もほぼ同じ。
今までEdgeに不満を抱えていたユーザーも、これならば普通に使っていける完成度に仕上がっています。
今後はどうなる?
それなりに慣れているユーザーであれば、Googleアカウントに紐付けるかMicrosoftアカウントに紐付けるかによって、メインで使うブラウザは変わってくると思われます。
しかし、ブラウザなんて快適に使えれば十分という半数以上のライトユーザーにとって、この新Edgeは良いブラウザです。今後この新EdgeがWindowsパソコンで最初に入っているブラウザになるので、わざわざ使用感がほぼ同じChromeをインストールする必要がなくなるのです。最盛期のInternet Explorerほどではないでしょうが、それなりのシェアを取り戻せるんじゃないかと思っています。
Microsoft Edge Chromium版はこちらからダウンロード出来ます。