SHARPが鳴り物入りで販売を開始したフラグシップモデルのスマートフォン、AQUOS Zero2ですが期待を裏切らず残念端末だと判明したため、今回記事にまとめて行くことにしました。ただ値段が高くコスパが悪い程度であれば、ここまで酷評することも無かったのですが……
基本スペック
パッと見、いかにも日本製らしい値段の高い高級端末って感じに見えるでしょう。しかしこのスマートフォンは、色々と残念な仕様になっています。
残念な仕様
カメラ性能が価格帯最低レベル
カメラの画素数からいってとてもスペックが低いことがわかるでしょう。これでiPhoneレベルの高精度センサーを積んでいれば化けたのでしょうが、しょせんSHARP端末なのでそこもお察し。ゲーミングスマートフォンだからって開き直ってますね。
ハイエンド端末で最低レベルのカメラ性能です。下手したらGalaxyの廉価モデルにさえ劣ります。
バッテリーが少ない
普通のスマートフォンであれば十分なバッテリー容量ですが、このスマートフォンはゲーミングスマートフォンを謳っています。色々電池を喰う機能を備えているのにも関わらずこのバッテリー量なので、電池はぐんぐん減っていきます。普通に使っていて一日持たないなんて報告も上がっています。
長時間ゲームを楽しもうにも電池切れの問題からケーブル刺しっぱが推奨されます。
ディスプレイがゲーム向けではない
ゲーミングスマートフォンであれば、上下のベゼルはスマホを握る問題からそれなりの幅が必要になります。実際、BlackSharkやROGPhoneなどは水滴ノッチなどは採用せず、そこそこ太いベゼルを採用しています。
しかしこのAQUOS Zero2は水滴ノッチを採用し、上下側のベゼルを極細にしてあります。さらには曲面液晶で両サイドも細く視野角も狭い。液晶が美しいのは認めますが、これでゲーミングスマートフォンと言われるとうーん……
高フレームレート時尿液晶化
リフレッシュレートを240Hzモードにすると、画面が黄色がかった汚い映像へと変化します。美しい液晶を売りにしておいて、画質を落としてたんじゃ話にならないです。
さらに言えば、アプリ側が高フレームレートに対応していなければ、まるで意味がない機能であることも覚えておいて欲しいです。現状120Hzで十分だったと思います。
画面焼けしやすい
有機ELは画面焼けしやすい事で有名です。実際Galaxy系の端末もこの手の問題は抱えています。しかしこのAQUOS Zero2は購入してから一週間も経たずに画面焼けを起こす快挙を達成しました。ほんの一時間マインクラフトを遊んだだけで焼き付く有様。あまりにも貧弱すぎるでしょう。
ここまで酷いのは本当に仕様では片付けられません。9万円オーバーの端末が一夜にして傷物になるのですから。
LRボタンがない
ゲーミングスマートフォンであれば人権ともいえるLRボタンに値するセンサーが存在しておりません。ぶっちゃけこのAQUOS Zero2、GPUの処理能力とリフレッシュレートだけでゲーミングと謳っている普通のスマートフォンです。
システムの作り込みも甘い
特定の操作をすると、ゲーム画面が異様に小さくなったり、音質が大幅劣化するなどのバグも多い。ソフトウェアの調整もロクに出来ていないとは、これが長年スマホを世にだしてきた会社の仕事かよ……
総評
- 液晶が焼き付く
- 240Hzモードで尿液晶
- バッテリー持ちが悪い
- LRボタンなし
クッソ高い癖にマスクステータスで不具合や不便な点だらけの残念端末なのは明らかです。ゲーム用途を推奨して置きながら、液晶が速攻で焼き付くという最悪の不具合持ち。
こんな端末でどうゲームをしろっていうんだSHARPさんさぁ……
ゲーミングスマートフォンが欲しいならROGPhone2で良いし、普通のハイスペックスマホが欲しいならZenfone6を買っておけば良いです。SHARPの端末が良いならばAQUOS R3もある。わざわざZero2を買う必要はありません。