今回紹介するのはagから販売された完全ワイヤレスイヤホン、TWS03Rだ。本機はあの日本が誇る超有名オーディオブランド、finalが音質の監修を行った製品であり、そのポテンシャルの高さは同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンを置いてけぼりにする程だ。
基本スペック
Bluetooth 5.0採用
安定のBluetooth5.0を採用。これによりそれなりの接続強度が担保されます。特に強度は弱くも強くもないので、ちょっとした人混み程度であれば問題なく音楽を楽しめるでしょう。
ペアリングもスムーズに行ってくれるので、安物特有の片側しか繋がらずやり直しになる自体は少ないです。
AACコーデック対応
AACコーデックに対応しています。Youtubeなどの動画コンテンツも比較的低遅延で楽しめます。aptXに対応していないのは残念でありますが、本機はそれが気にならないだけの音楽を提供してくれます。
final監修の高音質
その辺の新興ブランドの作ったものとは実績が違う。エントリークラスから十万円超えのウルトラハイエンドイヤホンも取り扱うfinal監修の音作りは、6000円程度の完全ワイヤレスイヤホンとは思えない程にバランスの良いものです。
全体的にバランスの取れた、聴き疲れしないクリアな音質は、楽曲そのものの魅力を最大限に引き出してくれるでしょう。
連続再生5時間
そこそこ長い連続再生時間ではありますが、6時間モデルが増えてきたのでちょっと物足りなくも感じます。それでも、通勤通学スポーツ用途にも普通に使っていける駆動時間です。
ケースを含めても最大17時間は割と短めな気もしますが 、ここをある程度削らないとfinal監修では元を取れないのでしょう。
ボタンは物理式
しっかりとした押し心地のあるボタン式。だが決して硬すぎるということもなく操作性は良好です。なんと音量調整機能も備わっており、左右三回押しで上げ下げが可能です。この価格帯では珍しく、それでいて実用的な機能です。
防水非対応
残念ながら防水には対応していません。絶対に雨の日やシャワーでは使用してはいけません。汗かきさんも夏場の使用は厳禁です。
その他の特徴
さらさら加工&豊富なカラーバリエーション
ケース、イヤホンともにさらさらマット加工塗装が施されており、指紋や皮脂汚れが目立ちにくいです。
また、6色ものカラーバリエーションに対応しており、可愛いものからクールなものまで用意されています。性別趣味嗜好で好きなモノを選べるのは嬉しいです。
総評
日本の誇るオーディオブランド、finalの監修を受けているだけあって音質の安定感はぜんぜん違います。安物の多くがドンシャリサウンドでバランスの悪さを誤魔化している中、本機は圧倒的バランスとクリアさで本来の音質の良さとはなんなのか聴かせてくれるでしょう。
完全ワイヤレスイヤホンは試してみたいけど、音質が期待できないなんて思ってる方は、是非このTWS03Rを手にとって欲しいです。実績のあるブランドの音作りは、低価格帯であっても素晴らしいものであると実感させてくれます。