据え置き型ゲーム機というのは、少ない投資で多くのゲームを遊ぶことが出来る一方で、ゲーミングPCと比べると純粋なスペックでは劣るものでした。
しかし、2020年の年末商戦で発売が予定されている新型ゲーム機、PlayStation 5の性能はかなり驚くべきものでした。
スペック
Ryzen 7 3700X並のCPU性能
AMD CPUでもハイエンドとされるRyzen 7 3700X並の処理能力を持っています。基本クロックこそ0.1Ghzほど劣っていますが、充分に強力なCPUを持っていると言えるでしょう。
GPUもRX5700XTに匹敵
グラフィック性能においてもAMDのハイエンドグラフィックボードに匹敵するGPUを搭載しています。総合性能的にはわずかに下回るとのことですが、それにしてもこの性能はやはり流石です。
実際、このPS5は4Kモニターでも120Hzを出すことが可能とのことです。
NVMe SSDを採用
今までHDDを搭載していたPlayStationシリーズですが、ここにきてSSDを搭載しました。これにより長くイライラの元だったロード時間が短縮されます。
懸念事項はやはり値段
スペックだけ見るとまさにハイエンドPCといった高性能であることは理解できますが、そうなってくるとやはり懸念事項となってくるのは値段です。
前機にあたるPS4は販売当初は4万円ほどの価格でした。これでも十二分に高いのですが、今回は性能が性能です。だいたい6~7万円はすると思われます。ゲーム機としては高いものの、同じスペックのPCを買うと考えるとリーズナブルです。
ただこの値段ですと、流石にお子さん向けのプレゼントとしては流石に厳しい気もします。
総評
ついに家庭用据え置きゲーム機の性能もここまで来たかという印象です。これほどの性能であれば、もはやゲーミングPCなんていらないのではと錯覚させられるほどです。
ただ、やはり家庭用ゲーム機と考えるとどうしても高額になりそうなのがネックです。お金に余裕のある世代向けと割り切っているのであれば言うことはないのですが。