恐竜的進化を続ける完全ワイヤレスイヤホンでは、一年ほど前の製品などもはや旧式です。ハイエンドモデルであればまだまだ現役と言えるでしょうが、格安界隈ではもはやロートル扱いです。しかしながら、だからといって音質が決して悪いわけではなく、むしろ価格が下がっていたりするのでむしろコストパフォーマンス的には良好だったりシます。
今回紹介するのはそんな旧式となった完全ワイヤレスの一つ、KOMODOから販売されるU10です。
スペック
価格が安い
この商品の初期値は5000円程度でした。しかし時代の流れとともに低価格化が進み、今ではたったの3000円程度です。そこそこの性能を保った上でのこの値段なので、かなりお得な商品と言えるでしょう。
高音に強い
高音、中音と主張の強い音質傾向です。低音は若干弱めな印象。
高音の出来栄えがかなり高く、ヴォーカルが高い音を出しても耳に痛くないマイルドな作りです。女性ヴォーカルを良く聞くのであればこれほどベストなイヤホンは中々見られないでしょう。
グラフェンドライバを採用しているので音の透明感も中々です。
Bluetoothにはカニチップを使用
Realtek製のBluetoothチップを搭載しているので、接続はかなり安定しています。音質の面ではapt-Xが使えない制約がありますが、それでもAACには対応できているので悪くない選択でしょう。
使用時間が長め
この価格帯でも6時間の連続使用が可能です。当時の安物ではここまで長いものは少なかったし、現在においても安物であれば標準レベルの時間の長さです。
3000円でここまで長持ちするのであれば上等でしょう。
総評
良い点
- とにかく安い
- まぁまぁの音質
- 通信が安定している
- 6時間持つ
悪い点
- apt-Xに対応していない
- ケースが安っぽい
- タッチセンサー
値段を考えればほぼ文句のない製品です。全体的にそこそこの性能でまとまっているし、よほどのオーディオマニア意外なら特に大きな不満のでない製品だと思います。
ただしケースがいかにもプラスチックな感じで安っぽいのと、タッチセンサーの感度が良くない。そしてapt-Xに対応していないところは少々気になるかもしれません。
iPhoneユーザーであれば関係ない点ではあるし、値段的には仕方ない。そう割り切って使えるのであれば非常に良い製品だと思います。