Razerというと良く言えば高級ブランド、悪く言えば非常に高いというイメージがついてまわります。実際、Razer製品は高い品質と確かな性能でコアなファンが多いですが、反面やはり全体的のデバイス類は高く、ライトユーザーでは手が出しにくい部分があります。
しかし、そんなRaserもライトユーザー確保の為に腰を上げたのか、最近ではちょくちょく安めの品も出してくれるようになりました。今回紹介していくのは、そんなRaserが新しく製造した小型軽量マウス、Viper Miniになります。
スペック
とにかく軽い
軽量マウスというとfinal mouseという肉抜きマウスが有名で、あちらは50gを切る軽量さを誇っています。それに比べるとこのViper Miniの61gは一見すると大した事のないように感じる方もいると思います。
しかしこのViper Miniは肉抜きされていない従来の形状をしたマウスにも関わらず、この軽さを実現しています。この条件下でこれほどの軽さのゲーミングマウスはそう多くないでしょう。内部にホコリや手垢が入り込むリスクが少ないことも考えると、非常に良いマウスと言えるでしょう。
結構小さい
ぱっと見でわかりにくいですが、通常のゲーミングマウスより一回りほど小さいです。手の大きいユーザーが使う際には少々弊害があるかもしれません。
しかし、日本人は外国人と比べると手のひらが小さいので、今まで使っていたゲーミングマウスよりしっくりくる、なんて人も多く出てくると思います。
ラバーが無い
Razerのマウスには両サイドに滑り止めのラバー加工が施されている事が多いですが、本製品にはそれがありません。滑り止めがないと困るという意見もありますが、加水分解で駄目になるリスクがなくなるので一長一短ですね。
センサーが安価なものにランクダウン
価格を抑えるためかセンサーが無印Viperのものよりもランクダウンしているようです。
といっても、プロゲーマーでもない限り気になるレベルではないようです。
リフトオフディスタンス(マウスを浮かせて反応が消える距離)が前のものと比べると多少長くなってしまっているくらいの差です。
総評
良い点
- 軽い
- コスパ良好
悪い点
- センサーのランクダウン
多少コストカットしたなという面は見られるものの、全体的には軽さを保ったまま高い性能を維持したゲーミングマウスと言えるでしょう。このゲーミングマウス界隈でもトップクラスの軽さを鑑みると、単なるエントリーモデルのマウスと断じる事も難しいこの製品は、間違いなく神マウスの一つとして君臨していくことになると思います。