2020年。各国が5G普及に向けて動いている中で、皆さん思ったことはないでしょうか。そう、5G対応スマホが軒並み高額であるということを。
SamsungのGalaxyの廉価モデルの筈のAシリーズの5Gモデル、A90 5Gですら８万円前後の高額商品となってしまっている事も考えれば、如何に高額化が進んでしまっているかがわかると思います。
一応、XiaomiのMi 10 Liteなど、ミドルクラスの5Gスマホもこれから増えていく予定ではありますが。
高額化の理由考察
①現状は途上国を無視しても良い
5G技術の導入自体は途上国でも意欲的に取り込まれていますが、現状一市民が5Gスマホを扱う事はあまりないといって良いです。そもそも5Gはインフラ整備などがメインであり、スマホなどの個人向け通信は現状サブ止まりです。
で、あれば庶民向けの低価格商品をわざわざ作るメリットが少ないので、ハイエンドモデルのような高額高性能スマホばかり製造されていると考えられます。
②長く使える商品にする必要がある
これは主に日本の話になるのですが、現状日本の5Gはとてもじゃないですが万全とは言えません。対応基地局も全然足りていない状況で、5Gで契約しているのに4G通信になってしまっているという人も多いと思います。
この状況で5Gスマホだけ渡されても宝の持ち腐れ。そのまま時間経過で圧倒的な型落ち低スペック製品に成り下がれると、流石にメーカー側のバッシングが酷いことになります。
ならばいっそハイエンドモデルにしてニ、三年程度の月日では未だ使える端末であることを保てるだけのスペックを持たせているのでしょう。
③そもそもそこまで売るつもりがない
基地局の数の問題からも分かる通り、もしかすると数を販売するつもりはないのかもしれません。薄利多売よりも厚利少売、高い製品を少数売ることで利益と話題性を確保しつつ、一部の富裕層に５Gの快適さを体験してもらうことを目的に考えているのではないでしょうか。
現状5Gスマホ必要か否か
ぶっちゃけ今は必要ないです。そもそもハイエンド端末を買うのはオタクや熱心の信者なのだから、普段エントリー～ミドルプライスのスマホを使用している人間が、わざわざ5G対応だからと買う必要は全然ないです。
5Gでネット通信が高速化？ そもそも基地局が足りてないです。それに今まで通常の4Gで通信が遅くて怒りを抱いた事はありましたか？ スマホのスペックが足りずにもっさりしているならいざ知らず、ネットサーフィン程度で苛立ちを覚える程に遅いと感じる事はそうそうないはずです。
総評
一般の人が2020年現在、高額モデルの5G対応スマホを買う必要はまったくないです。
３～５万円程度のお求めしやすい価格帯の5G対応スマートフォンがでるまで待って大丈夫です。幸い、2020年7月頃には廉価版５Gスマホがキャリアでも販売される予定なので、そちらを買えばよいでしょう。
