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モバイルバッテリーとしては性能が低い! 完全ワイヤレスイヤホンの大型バッテリーケースの闇

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完全ワイヤレスイヤホン中には、モバイルバッテリーになるケースを売りにしているものがあります。それを聞くとお得感が増す者は多いだろうでしょうが、実際そこまでいいものではありません。今回はそのモバイルバッテリー兼用ケースについて解説していきます。

ここが駄目なポイント

バッテリ容量は言うほど多くない

確かに、通常の完全ワイヤレスイヤホンのケースと比べれば、このタイプのケースのバッテリ容量はなかなか大きいです。しかし、だいたい3000mAhから5000mAh程度のものがほとんどです。これは、一般的なモバイルバッテリーの容量である10000mAhと比べると明らかに小さいです。

数値だけみれば、スマホの充電一回分はあります。しかし実際はイヤホンの充電や自然消費、エネルギーロスなども加味すれば一回も満充電できない可能性もあります。

さらに、最近の格安スマホは、廉価版CPUの電力馬鹿食いを誤魔化すため、バッテリ容量を多くする傾向があるので、それも相まってさらに満充電は難しくなります

 

ケースが大きく重い

バッテリ容量を大きくするということは、それに伴って大型化、重量化は進みます。普通のケースであればポケットにすっぽり収まるのに、モバイルバッテリー兼用ケースはポケットでもっこ膨らみます。ファッション性を著しく低下させます。カバンにいれて持ち歩くのなら問題ないですが、手ぶらで行動する人にとってこれは大きなデメリットとなりえます。

さらに重いということは、落としたときの衝撃も大きくなる。ポケットからぽろり、手を滑らせてぽろりスマホを落として画面を破損させるなんてのはよくある話なので、ケースだって落として然るべきです。安物特有のこういった大型ケースは、割れやすい硬質プラスチックを使用している事も多いため、携帯性を考えたら軽いに越したことはないでしょう。

 

 

充電速度が遅い

QC3.0は勿論のこと、通常の高出力による急速充電にも対応していないので、当然その充電速度は遅いです。通常のモバイルバッテリーより遥かに遅いこれを、メインで使用するモバイルバッテリーとして持ち歩くには流石に無理があると思います。あくまでイヤホンのおまけでしかありません。

 

メインが疎かになる

そもそもイヤホンに必要なのはイヤホンとしての性能です。おまけとしての機能など二の次にするべきです。

しかし、こういうケースを売りにしているものは、イヤホン自体の性能はあまり良くない事も多いです。そもそもケースを普通のにすればもっと安く作れるよね、そんな風に不満が湧き上がってきます。

両方に力を入れていて一定数の性能があるのなら文句はありませんが。

 

総評

完全ワイヤレスイヤホンを、モバイルバッテリー機能に惹かれて買うのは、愚かな行為と言わざる得ません。こんな低性能なモバイルバッテリーより、もっと安くて高性能なモバイルバッテリーと完全ワイヤレスイヤホンを別途で購入したほうが遥かに有意義だからです。

むろん、イヤホン性能も手を抜いていない商品も存在していますが、そういった商品は少ないのが現実です。下記商品リンクにはイヤホン性能に手抜きがない、モバイルバッテリーになるケースを使用した完全ワイヤレスイヤホンです。どうしてもモバイルバッテリー機能が欲しいのであれば、この製品を購入すると良いでしょう。

 

SoundPEATS TrueShift2
イヤホン性能にも妥協の無い、モバイルバッテリー機能付きケースの完全ワイヤレスイヤホン。
 
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