スマートフォンがあるのにMP3プレイヤーを持ち歩く場合、やはり問題となってくるのは携帯性です。荷物が一つ増えることになるので、鞄を常に持っているのであればいざ知らず、特に男性であれば手ぶら、必要なものは全部ポケットという人は多いでしょう。
今回紹介するMP3プレイヤーであるAGPTEKのW2は、腕時計型というある意味スマートウォッチを彷彿させる製品となっています。
スペック
携帯性が非常に高い
まずサイズがかなり小さいです。ポケットに適当に突っ込んでも邪魔になることはないでしょう。
また付属の腕時計バンドを装着する事により、腕時計のように使うことも可能です。スクリーンセーバーも時計なので、時刻の管理もバッチリです。
さらにクリップカバーも付属しており、ベルトなどに引っ掛けて使用することも可能です。好きな方法を選んで持ち歩けるのは非常にポイントが高いです。
音質は値段相応
正直言って無線接続時の音質はそこまで良いものではありません。あくまで価格相応といったところ。
有線で使えば多少音質が向上しますが、腕時計として使うのであれば下策です。位置が目まぐるしく変わり、有線ケーブルを断線させる要因になりかねません。自分の耳も痛くなるでしょう。
ラジオは有線限定
やはり有線イヤホンをアンテナにする必要があるのか、無線接続ではラジオを聞くことができません。特に腕時計モード時に有線は辛いものがあるので、ラジオ機能を期待して買うのは止したほうが良いでしょう。
タッチセンサーは意外と良い
この値段の製品にしては、タッチセンサーの感度はまぁまぁ良い方です。もっさり感もほぼほぼないです。
ただやはりUI自体の問題もあるので、総合的な操作性においては有名メーカー製の五桁するようなDAPと比べられるとキツイです。
ROMは16GB固定
内蔵ROMが16GBで、microSDカードなどの外部メモリで容量を増強することはできません。こうなると少々保存しておける音楽データの数に不安が出てくるかもしれませんが、そもそも大した音質の出せないこのMP3プレイヤーで音楽を再生するのであれば、高音質音楽データを入れる必要はありません。
ごく普通のMP3データであれば1000曲以上は余裕で入るでしょう。
総評
良い点
- 携帯性は非常に高い
- タッチセンサーはまとも
悪い点
- 有線接続には向かない
- 腕時計モードでラジオはキツイ
音質やラジオなど、価格相応に難点はたしかに存在する製品です。
しかし携帯性という面でみれば、有名メーカー品にも決して劣るものではないです。ぶっちゃけFiio M5に似せていますし。そこまで音質にこだわりがないのであれば、腕時計としてこのMP3プレイヤーを持ち歩いてみるのも良さそうです。
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音質を求めるならこっちの方が良いです。