「新しいスマホが欲しいんだけど、何かおすすめある?」
日常の会話でこんな事を聞かれた場合、多くの人はiPhoneとかXperiaとか、普通に日本で購入できるものを選ぶでしょう。しかし、中にはオタク気質の人もいて、特になにも考えず日本で本来販売されていないスマホを薦める人もいます。
私のようなブロガーが、インターネット上の不特定多数の人間に紹介する分には問題ないでしょう。しかし、しっかりとした人間関係のある現実で、これをしてしまうのは問題行動です。今回は、普通の人相手に安易に海外専売スマホを薦めてるなら注意すべき理由をまとめてみました。
注意すべき理由
①技適なしスマホの使用は犯罪行為
日本で販売されていないスマホの多くは技適認証されていない製品です。これらを使うことは日本の法律で禁止されています。未だに逮捕者も出ていないし、特に実害もないため警察だって動くこともないでしょうが、それでも法に反した行為です。
いわゆるスマホオタクであれば、それをわかっていて使うので問題ないのですが、普通に人に犯罪行為をしている意識すら持たせず使わせるのは流石にまずいです。もし薦めるのであれば、技適の無いスマホを使う事は犯罪だとはっきり説明し、自己責任であるということを明確にすべきです。
②アフターサポートが良くない
- 海外通販サイトを使った場合
商品に何かしら不具合があった場合、修理や返品がもの凄く面倒くさいです。なにせ海外に送り返さなければならないので、日本のAmazonなんかと比べてもだいぶ手間です。しかも送料はこちら持ちの場合も多く、海外行きの送料も日本と比べたら結構かかります。
さらに海外行きということは往復に物凄く時間がかかります。修理の時間も加味すれば、手早くできても二ヶ月近くはかかるでしょう。こういう手間がかかる事もしっかり説明せねばなりません。
- 日本で買う場合
日本のAmazonなどでも海外スマホを購入することは可能ですが、この場合は並行輸入品扱いとなることが多いです。わかりやすく言うと新品未使用の中古品という扱いです。
この場合はメーカーサポートを受けることができないので、故障した場合の修理なんかは一切できないものと考えたほうが良いでしょう。販売店によっては独自に6ヶ月保証をやってくれている親切なところもあります。
③国内正規販売の海外製スマホでいいじゃん
「海外スマホと比べて日本製やAppleは高い。だから海外スマホを薦めるんだ!」
こういう意見も多いです。実際国産スマホは安いとは言えません。しかし日本にだって安い値段でコスパも高く、ちゃんと保証もついている製品が販売されています。
OPPOも結構長いこと日本で販売してくれているし、Xiaomiだって参入している。LGやSamsungだっている。
レパートリーという意味では少ないのは認めざる得ませんが、現実の知り合いにわざわざ海外専売のスマホを薦めなくても良いと思います。
総評
ブログやSNSで海外専売のスマホを薦めるのは良いです。特定に個人におすすめしているわけではないし、あくまで自己責任です。私自身もブログの記事にするときは、きちんと技適認証なしと名言にしています。
しかし現実でスマホオタクでない知り合いに、海外専売のスマホを薦めるのであれば、相手方にしっかりとした説明責任を果たし、「買う買わないは自由だけど自己責任だよ」という事をしっかり言っておかないと駄目です。相手方が特に調べず買ってハズレを引いたりなどのトラブルを巻き起こしたり、喧嘩になったりしかねません。