数多くのイヤホンを送り出してきたSoundPEATS。その製品のうちの一つであるTrueShiftの後継機、TrueShift2が登場しました。前作から削られてしまった機能こそあるものの、音質という面では正当進化を果たしており、総合的な利便性もこちらが上と言えるでしょう。
スペック
低音よりのバランスの良い音質
比較的低音が突出して強いですが、全体的にバランスの良い音質です。下手に低音マシマシにするよりは、曲そのものを純粋に楽しめる味付けになっていると思います。
前作のTrueShiftよりも全体的に高音質になっています。
Airohaチップを採用
いままでSoundPEATSはRealtekチップを採用している事が多かったのですが、今回はAirohaチップを採用しています。このチップは左右同時伝送と非常に強い接続性能を持っており、混雑時でも比較的途切れにくいという特色を持っています。
6時間の再生時間
最大で6時間の連続使用が可能です。旧型が4時間未満だったことを考えるとかなり進歩したと言えるでしょう。
この再生時間であれば、同価格帯の最新の完全ワイヤレスイヤホンと同等程度のスペックです。
タッチセンサーの精度が高い
低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでタッチセンサーを採用している場合、良く耳にするのは操作性の悪さです。しかし、このTrueShift2のタッチセンサーは中々に高い精度を持っており、価格帯からは考えられない程に操作性は高いです。安物にはあまり見られない、音量調整にも対応しているのは嬉しいです。
タッチセンサーのおかげもあって、IPX7の完全防水にも対応しています。
ケースが大容量
3000mAhの大容量ケースを採用しているため、充電の手間が軽減されます。多少大型化している点は少し残念です。
旧型と違いQI無線充電はオミットされてしまっています。TypeCケーブルでの有線充電のみなので便利さはダウンしてしまっています。
総評
良い点
- 低音よりのバランス型な音質
- 6時間連続使用可能
- タッチセンサーの精度が高い
- 大容量ケースで充電の手間が減る
悪い点
- 無線充電をオミット
- aptXに非対応
aptXに対応していないのは少々残念ですが、SoundPEATSらしい全体的に高くまとまった性能を持つ完全ワイヤレスイヤホンです。特にこの価格帯では考えられない程に精度の高いタッチセンサーを実現しているのは、他製品とは大きな利点といえるでしょう。
音質的にも価格以上の価値はあるし、アフターサポートもSoundPEATSなら安心できます。