ノイズキャンセリングと聞くと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。おそらく音楽を聞く際にまわりの雑音をシャットダウンするものを思い浮かべると思います。
ただこのノイズキャンセリングという機能は、基本的に完全ワイヤレスイヤホンに置いては高級品に搭載されている機能であり、一万円を切る値段というんのは2020年10月現在ではまず見かけることのない機能です。
Amazonの中華製格安イヤホンにもついてる? いやいや、あれは音楽を聞くためのノイズキャンセリングではありません。
ノイズキャンセリングについてのあれこれ
そもそもCVCって何?
格安完全ワイヤレスイヤホンに搭載されているノイズキャンセリング機能というと、大体がCVC8.0ノイズキャンセリングとなっていると思います。
CVCというのはClear Voice Captureの略称です。つまりキレイに声を取り込んで相手に伝えるための、マイク向けの機能であり、イヤホンのスピーカーに関する機能ではありません。
完全ワイヤレスイヤホンでは、つけたまま通話もできるようになっており、スマホなどの音声通話の為の機能という事です。
書き方が紛らわしい!
Amazonなどの商品紹介を見ると、非常に紛らわしい書き方をしています。悪質なメーカーになると、完全に嘘っぱちで音楽を楽しめるとまで書いてある商品も見られます。
しかしこれはもう仕方ないことです。ノイズキャンセリングって書いてあるだけで、購買欲は刺激されますし、騙されて買う人も一定数いるのですから。
やってることが悪徳業者? サクラだらけのAmazonでそんな事を言われてもどうしようもないです。買う前にしっかり調べて買いましょう。ネット通販を使うなら自分の身は自分で守るしかないです。
音楽用途向けノイズキャンセリングはANC
音楽を楽しむのに使われるのノイズキャンセリングはActive Noiz Control、通称ANCと呼ばれます。こちらはしっかりと周りの雑音を除去する機能です。イヤホンでノイズキャンセリングと見かけたら、まずCVCかANCか確認することが重要です。
総評
まだまだあの小さな筐体にANCを搭載するのは難しいのか、完全ワイヤレスイヤホンでこの機能を搭載しているものはほぼ高級品です。少なくとも、一万円を切るような値段の商品でこの機能を期待するのは酷だと思います。
一応、数少ないですが七千円以下でANCを搭載した製品もあるのですが、やはり高級品ほどにしっかりノイズを取り除いてくれるわけではないです。下のリンクにその商品を用意しておきます。