Windows10はaptXコーデックに対応していますが、そのままだとSBCコーデックでしか接続できない事が多いです。なぜなら多くのBluetoothアダプタは汎用コーデックでの接続だと、aptXには対応していないからです。
今回はそんなオーディオ事情の解決策として最適な、BluetoothアダプタであるCreative BT-W2について紹介していきます。
スペック
aptX LLにまでしっかり対応
FastStream、SBC、aptX、aptX- Low Latencyのオーディオコーデックに対応しています。AACが無いのは少々残念ではありますが、かなりの範囲を網羅してくれています。特にaptX LLは非常に低遅延であるため、無線で気軽に遊びたいライトゲーマーには嬉しいです。
ただし、マイク機能を使う場合はFastStream専用なので注意が必要です。
パソコンだけでなくゲーム機にも対応
このBluetoothアダプタは汎用USBドライバで機能します。専用ドライバを入れる必要がないため、PS4でも使用が可能です。さらに変換器を用意すればSwitchでも使用が可能と幅広い汎用性を持っています。
オーディオ専用だけあって音質は良い
通常のBluetoothアダプタと比較すると、このオーディオ専用アダプタはよりクリアな音質で音楽を楽しむことができます。
今使ってるBluetoothアダプタでの音質に不満があるのであれば、一度変えてみるのも良いでしょう。
ペアリングにソフトウェアの設定は不要
ペアリングする際には本アダプタのボタンを使って設定します。長押しだけで設定可能なので非常に簡単操作になります。しかしソフトウェアで一元管理したいという人には少々不便かもしれません。
ペアリング情報はもちろん記憶されるので、次回接続時はスムーズに行う事が可能です。
Bluetooth 2.1 + EDR
正直ここはかなり残念です。Bluetooth5.0が多く普及し、アダプタは4.0以降が主流なのにかなり古い規格を使用しています。
あくまでオーデイオ専用。他は無理
オーデイオ専用となっているとおり、マウスやキーボードなどの無線機器を繋ぐことはできません。まさに音楽専用のBluetoothアダプタですね。
総評
ソフトの関係で繋げないのであれば、ハードウェアで繋げてしまえという、中々強引な手法でaptXに対応させるBluetoothアダプタです。
通常のBluetoothアダプタよりも値が張りますが、それでも価格は5000円を切っています。簡単手軽に、多くの端末でaptXを使用したい方には是非手にとって欲しい製品です。