ahamoの登場で尻に火が付いたなのか、ソフトバンクもそれに対抗するプランを打ち出してきました。この記事ではその新プラン、SoftBank ON LINEについてまとめつつ、ahamoとの比較も行っていきます。
SoftBank ON LINEについて
基本的にはahamoと変わらない
ソフトバンク版のahamoといった内容になっており、通信容量20GB、5分以内の電話無料など、基本的な内容はahamoと同じ感じになっています。
Docomoの格安プラン、ahamoに関しては、過去の記事にまとめてあるので、よろしければそちらも参照してください。
Softbank系列であれば手数料無料で移行可能
このプランは厳密にはサブブランド扱いであるため、契約時の手数料や契約解除料は無料で移行する事が可能です。Softbank、SoftBank ON LINE、Y!mobile間であれば0円で済みます。
ただし、ブランドは変わるのでいずれの場合もMNP(電話番号引き継ぎ)は必要になります。この場合に発生するMNPの手数料も無料になります。
キャリアメールは使えない
前述の通りサブブランド扱いなので、キャリアメールは使用できなくなります。各自、Gmailなどのメールに切り替えていく必要があるでしょう。
オンライン手続きに限定
このプランを利用するには、やはりインターネット上での手続きに限定されます。人件費を抑えるためなので仕方ないですね。名前のon lineと掛けているのもあると思います。
ahamoと大きく異なる点
LINEは使いたい放題
LINEをメインのコミュニケーションツールとしている人にとっては嬉しい点です。このアプリに限り、通信容量は無制限で使用可能です。
LINE自体はそこまで容量を消費するアプリではないと思いますが、他のネットワークサービスを圧迫しないのは良い点だといえるでしょう。
Softbank回線である
ソフトバンクのサブブランドなので、回線も当然ソフトバンクのものです。ソフトバンクの回線は海外で広く流通しているバンド帯であり、多くのスマートフォンで使用可能というメリットがあります。
スマホ本体でもコストパフォーマンスを追求している人にとっては、ここも重要な点になります。
総務省的には良いのだろうか
総務省は、『メインブランドでの低価格化』を推していました。しかしこのプランはSoftbankの名を持ってはいるものの、厳密にいえばサブブランドという扱いです。
我々消費者からすれば、ソフトバンクユーザーであれば簡単に移行可能なので特に気になる点ではありませんが、総務省の意向とは違うと思うのですが。
まとめ
厳密にいえばサブブランドな事もあり、LINEの無制限はあるものの価値的にはahamoとどっこいどっこいな気もするプランです。しかし、ソフトバンクやY!mobileのユーザーであれば、簡単な手続きで移行可能との事なので、そのユーザーであれば選択肢に加えても問題ない格安なプランだと思います。
2021年1月にはauの対抗プランが発表されるとの事ですが、ここでまともなプランを発表できないと、auの顧客離れは更に酷い事になりそうです。