オーディオ分野に少し足を突っ込んでみると、ハイレゾ、エージング、リケーブルという言葉が耳に入ってくると思います。これらのワードは、結構賛否両論であり、人によっては何の効果もないただのオカルトだと言われることもあります。
今回はこの3大オカルトに対し、私なりの見解を示していきたいと思います。
オーディオ3大オカルトに関する見解
ハイレゾについて
音質を決める上で音源というのは間違いなく重要な要素です。ここが駄目だと、どんな再生機器を使用しても良い音は出ないでしょう。
このハイレゾ音源、ロスレスサウンドとも呼ばれますが、通常は不要な音波をカットして圧縮するのに対し、人間の耳に聞こえない音波をカットしていません。聞き取れない音なんて合っても意味がないからオカルトだと言われているわけです。
見解
私自身、ハイレゾ音源とmp3の320kbpsで聴き比べして見ましたが、正直違いはわかりませんでした。ただ、人間の耳が必ずしも聴覚だけを感じているかと言われると、そこにも疑問が残ります。
ハイレゾ音源を愛好している人は、そういった聴覚以外の部分でも音を楽しんでいるのかもしれませんね。
エージングについて
簡単にいうと再生機器に慣らし運転をさせることで、ドライバの振動部をメーカーの想定通りに動かせるようにするというものです。これで音質が比較的向上するという話ですが、そんなことで音は認識できるほど変化しない、耳が慣れただけという意見があります。
見解
エージングに関しては、多少効果があると実感しています。最初に少しの期間聴いたイヤホンと、その後しばらくピンクノイズで慣らしたイヤホンでは、低音がより主張する変化が見られたからです。エージング中はこのイヤホンを使っていなかったので、耳が慣れただけということもないでしょう。
ただし、その効果はあくまでも多少。よくよく聴いてみれば、といったものでしかありませんでした。まぁエージングは時間と電気代くらいしかかからない作業なので、そこまで否定的にならずおまじない程度に思ってもらえれば良いと思います。
リケーブルに関して
おそらくこれが一番のオカルト要素です。ケーブル変えただけで音が本当に変わるのかという意見は、かなり多く耳にします。メッキの素材だったり純銀ケーブルだったりして、1万円超えのケーブルだって存在する魔境です。
見解
単純な音質は変わったのか? という程度の認識です。そこまで高級なケーブルを買ったわけでもないですが、それでも銀メッキ16芯銅ケーブルや、金銀混合メッキ8芯銅ケーブルも使ってみました。
ただし、音質以外にもタッチノイズが明確に減ったし、断線してもケーブル交換で済むという良い点もあります。リケーブルに関しては、そういった単純な音質以外の問題解決に使える優れた要素であると思っています。
まとめ
これらの見解はあくまで私個人の見解であり、他の方の意見を否定するものではありません。私なんて本物のオーディオオタクたちと比べれば、赤子以下のにわかでしかないと思っています。彼らは単純な機材のお金の問題だけでなく、電力会社までこだわるので。
音の感じ方なんて各々で差があって当然ですし、3大オカルトに関しては頭ごなしに否定せず、そういう意見もあるんだなと許容することが大切だと思います。