比較的低価格の完全ワイヤレスイヤホンを多数生み出してきたSoundPEATS。その製品の中でもTrueFreeシリーズは特にお安く。気軽に変えて使い勝手の良い製品でした。
今回紹介するTWSは、SoundPEATS TrueFree 2。低価格帯の新定番となるべく開発された新製品です。
製品特徴
聴いていて楽しいドンシャリ音質
軽快で元気のあるドンシャリ音質です。外で音楽を楽しむ際は、音の迫力が高いほうが外音の影響が少ないため、この音質はなかなか良いと思います。6mmダイナミックドライバですが、低音はしっかりと主張しています。ドンシャリなので少々ボーカルの主張に欠けるのがたまに傷です。
コーデックが問題
この機種、なんと低遅延コーデックに一切対応しておらず、SBC接続のみの対応となっています。音質だけ見れば、必ずしもAACやaptX搭載機に負けるとまでは言いませんが、遅延はかなり感じられます。動画も口パクと音がずれて感じるし、ゲームも音ゲーなんかはキツイでしょう。
かわりに、SBCのみにこだわった結果か、Realtekチップという恩恵もあり、接続強度はなかなかに高いです。首をグワングワン動かしても途切れないし、満員電車や人ゴミに敢えて入ったりしなければ問題ないでしょう。
4時間の連続使用時間
連続使用時間は4時間。最近は5時間6時間のものが当たり前になってきているので、この再生時間には少々不満が残ります。しかし、普通に使う分には4時間でも十分とも考えられるので、必要最低限のバッテリー持ちは確保されていると思って良いでしょう。
物理ボタンでも完全防水
IPX7に対応しているので、水没してもすぐに引き上げてやれば故障する心配はありません。
それでいて物理ボタンを採用しているので、少々固めではありますが操作性も悪くないです
TypeC急速充電対応
ケースの充電端子が更新され、最近流行りのTypeC充電が可能になりました。ケースのバッテリー容量的に、そこまで急速充電に対応している必要はないのですが、スマホの充電器を使い回せるようになったのは利点です。
まとめ
良い点
- 軽快で外向けな音質
- 接続強度がしっかりしている
- TypeC充電に対応
- 完全防水対応
悪い点
- 低遅延コーデック非対応
- 再生時間が旧来並み
けっして悪い機種ではないのですが、ぱっとしないとも感じられる機種です。特にコーデック問題が悪目立ちして感じます。なぜ旧機種にもあったAACコーデックに対応しなくなってしまったのか。
しかし、音質自体は値段なり以上ではあるし、今どき仕様に細かい点が変更されているので、遅延はそこまで気にしない、音楽をを聞くだけ、という人は買っても良い製品だと思います。SoundPEATSだから保証が担保されているのもポイントが高いです。