スマートフォンが生活必需品になった現代において、緊急時にスマホを充電できるモバイルバッテリーもかなりの数が普及するようになりました。
皆さん何気なく使用していると思いますが、正しく使わないと爆発し大怪我をする危険性もあります。この記事ではモバブが爆発したりしないように、正しい扱い方を解説していきます。
モバイルバッテリーの危機管理
高温化で放置、使用しない
近年は地球温暖化もあって、異常に熱い夏になっていますが、高温化でのモバイルバッテリーの使用はもちろん、放置も危険な行為です。いつでも使えるようにと車の中にモバイルバッテリーを放置していたら、あまりの熱さに爆発・発火をしたなんて報告も上がっています。
圧力をかけた状態にしない
荷物がいっぱいある状態で、モバイルバッテリーもかばんに詰め込んで移動するなんて事は珍しくないと思います。しかし、モバイルバッテリーに強い圧力がかかった状態ですと、これまた爆発の危険性があります。
よほど強い圧力でなければ、内部にまで圧がかからないとは思いますが、そこに夏場の高温が加わると、相乗効果でより爆発の危険性があがります。
コイル鳴き、膨張に警戒
モバイルバッテリーを長く使っていると、充電中に異音が鳴るようになったり、中のバッテリー本体が膨張し始める事があります。これはモバイルバッテリーの寿命が近いサインです。
コイル鳴きに関しては、最初から鳴く作りの雑な製品もあるので、一概に寿命とは言えませんが、膨張に関しては確実に寿命なので新しいモノに交換したほうが良いでしょう。
処分の際はリサイクルに出す
モバイルバッテリーのリチウムイオン電池は、自然界でも希少な物質で構成されているので、リサイクルに出すことが推奨されます。どこに出すかは地方自治体によりますが、家電量販店やホームセンターで引き取ってくれる事が多いそうです。
間違っても普通のゴミと一緒には捨てないようにしてください。ゴミ収集のプレス機で爆発して、大事故に繋がる危険性があります。
しっかりとしたメーカーの物を買う
少なくとも、PSEマークのついた物を買うのは絶対です。日本でモバイルバッテリーを販売する場合はこれが条件になっているからです。Amazonなどの通販サイトで買う場合、Ankerなどの有名メーカーで買えば危険性は少ないでしょう。素人は間違っても海外から届くような怪しい製品は買わないようにしてください。
また、中古でモバイルバッテリーを買うのもあまり推奨された行為ではありません。たとえ見た目がキレイでも、使い古されたモバイルバッテリーは劣化していますから、爆発の可能性を抜きにしても保存容量が減っているでしょう。
まとめ
モバイルバッテリーは小さく持ち歩きもしやすいですが、そのコンパクトな見た目とは裏腹に強力なパワーを秘めています。ポケットで爆発すればそれだけで大怪我は確実なので、下手な扱いは文字通り身を滅ぼす危険性があります。
絶対に爆発しないモバイルバッテリーなんて存在しないので、最低限の注意を意識しての使用を心がけましょう。