タブレットPCというと、まずiPadが思い浮かび、その次にその他Android系タブレットが思い浮かぶと思います。しかし、Windows系のタブレットも数こそ少ないですが確かに存在しています。
今回紹介していくCHUWI UBook Xもそんな窓タブの一台。性能こそタブレットなのもあって低めではありますが、使いみちと性能を理解して買えば使っていける一台です。
製品特徴
CPUはCeleron N4100
使用しているCPUは低消費電力低発熱に優れたCeleron N4100を使用しています。冷却ファンを使用できない、ヒートシンクなどでの冷却を強要されるタブレットPCに使用するCPUとしては妥当な判断と言えます。
しかし、それはイコールで処理能力が低いことを意味しており、かなりもっさりした使用感になることは覚悟しなければなりません。
256GBのSSDに8GBのRAM
ここはかなり頑張っているポイントだと思います。これで低スペPCにありがちな64GBに4GBであれば、もはや買う勝う価値なしとして記事にもしなかったでしょう。
家電量販店でノートPCを買う場合でも、この保存容量にメモリ数は必要最低限と私は判断しています。アプデやメモリリークの問題がこの数値未満だと襲いかかってくる危険性があります。
液晶性能
2160×1440と、無駄に解像度が高いです。これ解像度落とせばもう少し軽くなったんじゃないかな……
その解像度のおかげもあってか、結構きれいな液晶だと思います。
カメラ性能
完全におまけ程度です。ちょっとしたビデオ通話用と割り切りましょう。
付属のキーボードについて
このタブレットPCにはキーボードが付いてきます。US配列のキーボードなので、日本語配列になれた人には使いにくいですが、普通に使えるだけ御の字というものです。
ただし、しょせんオマケといった品質、性能であることは言うまでもなく、撓むし、打鍵感は良くないし、すぐ壊れてしまったなんて話も耳に挟みます。
このPCの使用用途について
ゲームはほぼ無理
よほど軽いゲームならなんとかなるでしょうが、基本的にゲームをするためのタブレットPCではありません。ただでさえIntel系の内蔵GPUは性能が低いと言われているのに、Celeronのものなんて必要最低限でしかないので仕方ないですね。
イラスト用途も本格的には厳しい
このタブレットはタッチセンサーの性能があまり良いとは言えないので、本格的なイラスト用途では厳しいでしょう。
また、イラストを書く行為はメモリもかなり消費するし、処理能力もそれなりに必要とするので、上位モデルのiPadを買うか、デスクトップPCと液タブを買ったほうが良いでしょう。
Officeはこまめに保存しよう
Officeソフトは使えない事もないですが、あまり大容量のデータになってくると、プチフリーズが目立つようになってきます。
町内会のゆるい仕事程度であれば十分かもしれませんが、企業の仕事なんかだとデータが飛んだ際に不味いことになるので、こまめな保存とバックアップが必要になってくるでしょう。
ネットブラウジング、動画鑑賞ならなんとか
こちらも若干もっさりしてはいますが、別に使えない程ではありません。使用用途として一番適しているのはこれです。
まとめ
窓タブなので仕方ないですが、処理能力は低いと言わざる得ません。普通にタブレットが欲しいだけであれば、iPadを買ったほうが全てにおいてコストパフォーマンスが高いと思うし、幸せになれるでしょう。
どうしてもWindowsのタブレットが欲しい。そういう人が買うべきタブレットだと思います。