CCAはKZの姉妹ブランドというべき存在です。KZと同じく、マルチドライバでコストパフォーマンスの高いイヤホンを多数販売しています。基本的にドンシャリ色の強いKZとは対照的に、CCAのイヤホンはバランスの良い音質の物が多いです。
今回紹介していくCCA C10は、価格帯的には以前紹介したAS06と対になるイヤホンです。
製品特徴
高解像度でバランスの良い音質
ダイナミックドライバ1発とバランスドアーマチュア4発というドライバ構成です。このイヤホンは若干DDの低音域が強めなものの、4機のBAが他を補完することで、全体的に見て非常にバランスの取れた音色を出しています。
マルチドライバなのもあってか、解像度と分離感も高く、万人受けするであろう音質になっています。
ただし、少々強めな低音域が目立ち、高音域が弱く感じるという意見も耳にします。私個人としては十分バランス型の範囲にいるとは思いますが。
外見は非常に良い
亜鉛合金プレートと、クリアパーツで構成されており、内部が見えるのは評価が高いです。品質に自信ありという事でしょう。
装着感も特に大型でもないので悪くなく、その音質もあって長時間つけていても苦にはなりません。
リケーブル対応
KZの姉妹ブランドということで、リケーブルにもしっかり対応しています。冒頭写真のモノもすでに銀メッキケーブルに変更済みです。
断線なんかのトラブルも簡単に解決できるようになりますし、マイク付きケーブルを選択すれば、ボイスチャットなんかにも使用できます。
臭い
KZの悪い面もしっかりと継承。ケーブルやイヤーチップから妙な匂いが漂ってきます。アルコールで拭いてあげましょう。
まとめ
良い点
- バランスの良い音質
- 美しく高いビルドクオリティ
- リケーブル対応
悪い点
- 若干高音域が弱い
- 臭い
相変わらず臭いに定評のあるKZの姉妹ブランドですが、その音質は本物です。ドンシャリのような誇張した音質が嫌いな人にもおすすめしやすいバランス型で、それでいてお値段も4500円程度で購入できてしまいます。
中華イヤホンはドンシャリで大味という評価を過去のモノにした、おすすめのイヤホンの1台です。