米国の陰謀で高水準なスマートフォンを開発して居ながら、窓際に追いやられたHUAWEIですが、スマホ以外にも様々なものを開発しています。その中でもTWSはなかなか高い評価を受けており、高性能でありながら価格も抑えめになっています。
今回紹介していくFreeBuds 3iは、スマホ向けの高性能なTWSになります。
製品特徴
非常に高性能なアクティブノイズキャンセリング
Airpods Proレベルではありませんが、それに追従するレベルの高性能なANCを搭載しています。電車で音楽を聞いていても音量を上げる必要もありません。
無音時でも低価格帯にありがちな、ホワイトノイズもほぼほぼ聞こえません。
音質は力強いドンシャリ系
ANC機ではありがちではありますが、低音の力強いドンシャリサウンドです。しかし、中高音域の伸びも良く、決しておざなりにはなっていない点は評価が高いです。
流石にオーテクやゼンハイザーのような本家本元のオーディオブランド並の音質を期待するとがっかりしますが、普通のスマホメーカーが出したTWSとして十二分の音質であると言えるでしょう。
しかし、コーデックがSBCとAACという点は少し頂けないです。kirinチップとはいえ、HUAWEIはAndroidスマホのメーカーなのだから、aptX系のコーデックにも対応して欲しかったです。
専用アプリも存在
Android限定にはなりますが、HUAWEI AI Lifeというアプリを使用することで、ANCの調整やバッテリー残量の確認、またタッチセンサーの動作を変更することも可能です。
連続再生時間は3.5時間
ANCもあるので仕方ない面もありますが、連続再生時間が4時間切ってしまっているのは残念ポイントです。
3.5時間もあれば確かに通勤通学やちょっとしたジョギングには十分な時間ではありますが、最近の廉価グレードの完全ワイヤレスイヤホンでも5時間超えはザラにあることを考えると、なんとも言えないです。
イヤーピースの形状が特殊
イヤーピースが特殊な形状をしている製で、替えの入手性があまり良くないです。Airpods Proを意識しているのかは知りませんが、こんなところまで真似するのはやめて欲しいです。
まとめ
良い点
- 高性能なANC
- なかなかに良いドンシャリ音質
- 専用アプリでカスタム可能
悪い点
- aptXには非対応
- 連続再生時間が少し短め
- イヤーピースが専用
純粋なANC搭載TWSとして性能は非常に高く、とても1万円台で買えるようなものとは思えない出来です。うどん型のおかげで接続強度もなかなかに高いし、なにげにマイク音質も高水準です。
しかし、コストカットのためかaptXには非対応で、連続再生時間も短め。また、ANCを強化するためかイヤーピースも専用品となってしまっています。
そういったコストカット面も考慮して、気にならないのであれば非常に高水準でまとまったTWSなので、購入しても良いと思います。