リケーブル可能な有線イヤホンは、ケーブルを変更して楽しむ事が可能です。その仕組を利用して、Bluetoothモジュールに繋ぐことで、無線化することも可能になります。
今回は実際に無線化してみた方法と感想について記載していきたいと思います。
Bluetoothモジュールについて
今回はKZ製のものを採用
Bluetoothモジュールは多くのメーカーが販売していて、それは中華メーカーも例外ではありません。格安で人気の高いKZもBluetoothモジュールをいくつか販売しています。
私が購入したものはKZで最近主流となっている、2pinCタイプ対応のものです。
ペアリング方法など
操作は覚えてしまえばシンプルです。真ん中の▶ボタンを長押しで起動し、離さずに押しっぱなしでLED赤青点滅のペアリングモードに移行します。あとはスマホなりDAPなりで接続設定するだけで使用可能になります。電源を切る場合は同じく▶ボタン長押しでOKです。
+-で音量変更が可能ですが、接続したスマホなどの設定音質が変更されるわけではなく、このBluetoothモジュール自体の音量が変更されるようです。
実際の使用感
音質の劣化はそこまで酷くない
aptXで繋いだ場合は音質の劣化はそこまで酷くないです。流石に有線よりは明瞭感が下がっていますが、そのへんの格安中華TWSなどと比べればよほど高音質だと思います。ただし、接続したイヤホンの性能にも左右されると思います。
音ズレもaptXならそこまで気にならないので、ゲームは厳しいにしても動画鑑賞くらいなら問題ないと思います。
針金タイプのガイドはつけ心地が良くない
青丸の部分が針金になっており、これを曲げてシュアがけに適した形状に変形させます。しかし、しょうじき合わせやすいとは言えない上に、つけ心地もよくありません。
バッテリーの持ち時間は良好
カタログスペックで8時間持つので、へたなTWSと比べると十分すぎる連続使用時間を確保しています。
充電する際にはMicroUSBで2時間ほどの充電が必要となります。端子がTypeCでないのが少々残念ですが、平凡な感じです。
まとめ
良い点
- 音質の劣化はそこまで酷くない
- 操作が簡単
- バッテリーが長持ちする
悪い点
- 針金ガイド
- 微妙な接続強度
- 臭い
アルコールで拭けば問題ないですが、KZらしく臭いです。それに加えて接続強度が微妙なくせにアンテナが二本そそり立っている、ダサイデザイン。
安い値段でお気に入りの有線イヤホンを無線化できるのは面白い試みですが、やはり万人受けするような製品でもないと思います。