私が個人的に推しているオーディオブランドのfinal。やはり推しているからには一つくらいは高級機も購入しておこうかなと思った次第です。
今回紹介するのはfinalが開発した非常に高い汎用性をもったイヤホン、B3になります。
製品特徴
非常に高いレベルでまとまった音質
音質傾向的には高い解像度を持ったフラットな音質です。バランスドアーマチュアを２機搭載することにより高解像度を実現しつつ、どの音域も非常にキレイに鳴らすことが可能です。基本的にどんな音楽であっても高水準で再生してくれるでしょう。
高域はとにかくキレイで解像度が高いです。非常に抜けが良く、透き通った表現です。ある種尖っているともいえる調整ですが、刺さりはしないのがfinalの調整力の高さを感じます。
中域はもまたキレイで解像度が高く、ボーカル曲、特に女性ボーカル曲なんかには最適な感じです。
低域は中高域ほどではあちませんが、十分に力強く主張していると思います。多分音圧が少ないのとBAイヤホンな分、どうしても他音域よりは目立たなくなっているのでしょう。
ほんの少し低域が弱い感じもしますが、特定の音域が突出しているなどの特長がないのが特徴といった所でしょうか。器用貧乏ではなく起用万能といった感じです。一番向いているのは女性ボーカル曲やEDMだと思いますが、他の曲でも十分に力を発揮する万能機です。
見た目も非常に美しい
流石に高級機なだけあって、その外見は非常に美しく仕上がっています。ステンレス製のフロストシルバーの筐体は、指紋が目立ちやすいとい欠点もありません。
単に美しいだけでなく、耳に良い感じにフィットして、ずれ落ちることもないし、違和感を感じることもないつけ心地です。
ケーブルも非常に良いものを使用している
銀メッキ無酸素銅のケーブルで、見た目も性能も高水準です。
が、私は少々このケーブルは硬いと感じました。柔らかさというかしなやかさが足りず、少々鬱陶しさを感じる場面がありました。慣れてこれば気にならなくはなりますが。
広く普及しているMMCX規格なので、気に入らなければ他のケーブルに変更する事も容易です。
付属品
シリコンケースとイヤーフック、そしてイヤーピースが付属してきます。特にイヤーピースは非常に評価の高い製品で、サイズも全５種類あるのでよほど規格外の耳穴を持つ人でなければフィットするものが見つかるでしょう。
まとめ
良い点
- 非常に高水準でまとまった音質
- 美しい筐体
- 銀メッキ無酸素銅ケーブル
- 付属品も豊富
悪い点
- ケーブルが硬め
- コスパ的には普通
非常に高水準で素晴らしいイヤホンです。ケーブルの硬さも好みの問題だし、交換も可能なので、ほぼほぼ欠点はない万能型のイヤホンといって問題ないでしょう。
しかし、問題はやはり価格。確かに５万円以上の価値はあると断言できるものの、やはりお買い得かと言われるとそこは否定せざる得ません。とにかく元値が高いので、私のようなイヤホンオタクなら別として、普通の人が買う分には向かないと思います。
幸いfinalは普及モデルでも素晴らしいものをたくさん出しているので、いきなり５万円は出せないという人は、まず普及モデルから購入するのが良いでしょう。
