Logicoolのトラックボールマウスは堅実な作りをしており、一部のトラックボール愛好家の間では定番商品です。しかし、エントリーモデルのそれは既に発売から十年以上たっている型落ち品で、作りの新しいものを買いたければハイエンドモデルのものを買うしかありませんでした。
ですが、少し前になってようやく、廉価グレードの新型トラックボールマウスが登場しました。今回はロジクールの新しい普及モデルのトラックボール、M575を紹介していきます。
製品特徴
傾斜のついたデザイン
M575はエルゴノミクスデザインを採用し、傾斜のついたデザインになっています。これにより、手首に掛かる負担をより軽減して、現代人の抱えるマウス腱鞘炎のリスクを大幅に軽減できます。
今までトラックボールを使ったことがない人には違和感があるかもしれませんが、慣れればとてつもなく快適です。
マウスを動かす操作がないので手首にかかる負担が減少する。
エルゴノミクスデザインでさらに負担が軽減される。
優秀な無線接続
無線接続は付属のUSBレシーバーによる接続と、広く普及しているBluetoothによる接続が可能となっています。最近はポート数の少ないノートパソコンも増えてきているので、Bluetoothによる無線接続の需要も多くなってきています。
連続使用時間もものすごく長く、単三電池1本で最大24ヶ月の使用が可能です。Bluetooth接続時でも20ヶ月は使用可能なので、非常に省エネです。
2年保証の期間1本の単三電池で戦い抜ける。
ボタン数は5つ
通常の左右クリックにホイールボタン、そして進む戻るボタンがついています。普通のマウスとしても一般的な数であり、特に困ることはないでしょう。
一応ソフトウェアでボタン設定などが可能ですが、この数ではカスタムのしようはないでしょう。
安心の2年保証
大手ブランドなのでチャタリングを起こしても新品をそのまま送ってくれます。サポートが外国人でカタコトなのが難点ですが、チャットで1週間起きに急かせば二つ返事で申請が通ります。
ただし、ブラックカラーのみ多少安い分保証も1年と短くなっているのは注意しましょう。ロジクールのマウスは結構チャタリングが報告されているので、個人的には2年保証のカラーを購入することを勧めます。
2年保証の期間であれば何度でも交換可能。
まとめ
良い点
- 腱鞘炎になりにくい
- 2つの無線接続方法
- 連続使用可能時間が長い
- 長期保証
悪い点
- サポートが外国人
- チャタリングしやすい
基本的には低価格ながら、手堅くまとまったトラックボールマウスです。机の前に座って長時間データ入力なんかの作業をする人には、是非使用して欲しいです。
通常のマウスとは違うので敬遠されがちなトラックボールですが、腱鞘炎になる負荷がかかりにくい実に理にかなった製品です。