SoundPEATSは過去作に置いて、あからさますぎるAirPodsデザインのイヤホンを出したことで、少々顰蹙を買っていました。明らかなパクリというわけでもないので、表立って問題視はされていませんでしたが、せっかくのインナーイヤー型TWSなのだから、もう少しオリジナルデザインで作ってほしかったという人も居たはずです。
今回紹介していくTrueAir2は、過去作の駄目だった部分を改良した意欲作。グレーゾーンなデザインも大きく見直され、インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンとして大きく完成度を上げています。
製品特徴
バランス寄りの音質
音質的にはバランス寄りの音質で、高音域と中音域に強く、低音が若干弱めな音質です。ただし、音圧を強めにしてあるので、そこまで低音が弱いと感じることもないでしょう。解像度もTWSにしては高い印象です。
ただし、インナーイヤー型という特性上、音量を上げると結構音漏れが目立ちます。また、音量を上げすぎると音質の劣化も感じられるので、普段から大音量で音楽を聴いている人には向かないと思います
インナーイヤー型なのを含め、聴き疲れしにくい。ながら作業に最適。
チップがアップデートされている
いままで廉価版TWSに良く使われていたQCC3020から、QCC3040へアップデートされています。これにより通信品質が向上し、うどん型という形状も相まって中々音切れを起こしません。
反面、この完全ワイヤレスイヤホンはSBCとaptXには対応しているものの、AACには非対応なのでiPhoneなどのApple製品とは相性がよくありません。
見た目がオリジナルデザイン
前作はどうみてもAirPodsな見た目をしていましたが、今作は自社のロゴを入れ、ケースのデザインも一新したことでパチモノ臭い見た目から脱却しています。
カラーも白に加えて初めからブラックカラーも販売されているので、パクリではない事が主張してきます。
質感も以前ほどはチープ感がありません。ケースが縦長ではなくなったので、置いておくのも楽になりました。
うどん型なのはそれだけ完成されたデザインということ。
他ブランドでもこの形状の製品は多いので、そこだけ見てパクリ呼ばわりは良くない。
前作TrueAirのデザインに関してはこの記事をどうぞ。
防水非対応
前作と同じく防水には非対応です。これでIPX4でも対応していればトレーニングに最適なTWSだっただけに残念です。
まとめ
良い点
- インナーイヤー型
- バランスよりの音質
- QCC3040を搭載
- 見た目が良くなった
悪い点
- 防水非対応
とにかく数の少ないインナーイヤー型TWSで、扱いやすい価格帯とそれなりの性能、そして手厚いサポートを評価したい製品です。
防水非対応なのでスポーツ中や雨天下での使用は避けたほうが無難ですが、雑に使い潰すには最適な完全ワイヤレスイヤホンだと思います。