Razer製品は高い。その認識はたしかに間違いないでしょう。基本的に高性能高級路線の製品が多いので、質は良いものの普及モデルがあまり充実していないというのは間違っていないです。特に、キーボード自体がマウスと比べても金のかかる商品でもあるので、Razerキーボードは手軽に購入できないと思います。
しかし、数は少ないですがRazerにも低価格キーボードが存在しています。今回紹介するRazer Cynosa V2は、低価格で購入可能なゲーミングキーボードになります。
製品特徴
メンブレンキーボード
このキーボードは廉価版という位置づけのためか、メンブレン方式のキーボードです。ゲーム用途に合わせてキーの高さを薄くするなど工夫がされており、通常のメンブレンよりもタイピングはしやすいです。
しかし、それはあくまでメンブレンという枠組みの中での話であり、メカニカルキーボードと比べると劣ることは間違いありません。
防滴仕様
メンブレンのおかげでこの製品は、防滴仕様になっています。水をこぼしてしまっても、乾かせば使える可能性が残っているのはメカニカルには無い利点です。
フルキーボードの日本語配列
配列としては一般的なフルキーボードの日本語配列です。ただし、ゲーミングキーボードとしてはスペースキーが短いのが気になります。
ゲーム用途ではスペースキーはジャンプなどに多く使われる重要なキーで、それが普通より短いとなると、ミスタッチが増える危険性があります。
独立したマルチメディアスイッチ
一部のマルチメディアキーは独立しており、テンキーの上に配置されています。
ソフトウェア対応
Razer製品でデバイスを固める必要がありますが、老舗ブランドらしくソフトウェア機能は充実しています。
まとめ
良い点
- 高級メーカー製でも安い
- 防滴仕様
- 独立したマルチメディアスイッチ
- ソフトウェア対応
悪い点
- メンブレンの域はでていない
- スペースキーが短い
- ソフトの相性問題
大手メーカー製品を手軽に買えるというのは大きなセールスポイントです。しかし、メンブレンであるがゆえにペコペコした打鍵感など、どうしてもメカニカルではない弊害が出てきます。
Razer製品を試してみたいという人におすすめします。
