Tribitは中国のメーカーですが、日本での知名度こそ低いものの、アメリカでは非常に高く評価され人気のある製品を多数販売しています。2018年にはアメリカの「CNET」Bluetoothスピーカーのトップ10に入るなどの実績もあります。
今回紹介していくのは、そんな実績ある中華メーカーのアクティブノイズキャンセリング対応のTWS、Flybuds NCになります。
製品特徴
作業向けにも最適な弱ドンシャリ
特に誇張された部分のない、ダイナミックドライバらしい弱ドンシャリというべき音質です。低音域は力強くなっていますが、痛すぎない良い塩梅。高音域はそこまで主張しない控えめな印象。その御蔭でボーカルが負けてしまうこともない、長期間垂れ流しに向いている音質です。
ANCは環境音に強い
この価格帯のアクティブノイズキャンセリングとしては結構優秀な部類です。ただ、これは環境音に標的を絞っているからです。短い音だったり人の声だったりには効果が薄いです。
ANC使用時には音質が変化しますが、音場が広くなるような感じで大幅に変化、劣化するような事はありません。
外音取り込み機能も自然
特にノイズが混じったり、妙な加工感もなく、人の声をしっかりと取り込んでくれる実用的な性能です。
連続再生時間が長い
10時間の連続再生が可能。ANC使用時でも使用時間は2割減なので、およそ8時間は使用可能です。これだけ長い時間使用可能であれば、特に困ることはないでしょう。
カナル型ではあるが奥までは突っ込まない
カナル型の括りではありますが、このイヤホンはイヤピが耳穴の置くまでは入っていかない形状です。イヤピの厚みと本体形状で保持する感じです。
イヤピもそれ用になっていて、非常に背が低いです。
まとめ
良い点
- 聴き疲れしない音質
- 実用的なANC&外音取り込み
- 連続再生時間が長い
悪い点
- aptXには非対応
- イヤピを選ぶ形状
- 完全防水ではない
低価格ながら非常にバランスよくまとまって製品です。悪い点も小姑的に敢えて指摘した感じで、そこまで困るような要素ではないです。日常使いに最適な、安価で使いやすい気軽な完全ワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。