Amazonなどで中華製品を見ていると、見た目がすごく似ている製品を見かけることがあると思います。これらを見て、中国製品だしパクリだろうと思う人もいることでしょう。確かに、そういったパクリも無くはないのですが、そういう見た目のコピーは基本的に売れている製品、例えばAppleやRazerの製品なんかを真似します。
ではそれらに似ていないのに、見た目が同じ製品があるのは何故か。今回はその正体であるODM生産について解説していきます。
ODM生産とは
簡単に説明すると、委託者からこれこれを作ってと頼まれた受託者が、製品の開発設計から製造まですべて行い、委託者のブランド名だけくっつけて販売する形式の事を言います。
中国では盛んに行われている
この生産方法は中国では非常に盛んに行われています。ODMもお手軽にできるようになっているらしく、いくつかのデザインや性能のパターンから選択し、製造できるようになっているようです。
タイトルで使用している製品画像も、この手法で製造されたであろう完全ワイヤレスイヤホンです。フェイスプレートこそ違うものの、その他の部分は多少色が違う程度の差しか無いことがわかると思います。
保証的にどうなるか
これらの保証は2択。気前よく交換してくれるか、突っぱねられてAmazonなどのサイトに泣きつくことになるか2択となります。
なにせ販売しているのは運営の規約も守れない令和最新版が殆どなので正直こういうOEM製品を買うのであれば、下調べして保証がしっかりしているところから購入するのが望ましいですね。
ODM生産のすべてが悪いわけではない
ここまでだとODMはあまり良くなさそうと思う方もいるでしょうが、大手企業でもODM生産を利用しているところはそれなりにあります。アイリスオーヤマやエレコムといった、一般消費者にも馴染み深いであろうメーカーでも活用されています。
結局は販売元の信用が大事というわけですね。
まとめ
中国では同じODMメーカーへ発注かけることも多く、結果的に似たような商品が乱立する自体になっています。物自体は案外まともな事も多いのですが、残念ながら低価格なODM製品は品質にばらつきもあるし、そういうODMを利用しているところは資金力に乏しいこともあって、サポートがよろしくないこともあります。
私個人の見解として、こういった見た目そっくりなものを多く見かけるような商品を購入するくらいであれば、格安でも自社で設計を行っているSoundPEATSやAnkerなどのメーカーで購入する方が満足できると思います。