現在はWALKMANやipodばかりだった過去と違い、様々なDAPが販売されています。スマホで聞けるからそもそも別途にデジタルオーディオプレイヤー自体が必要ないという意見も多いですが、音質を除いても電池の持ちだったり容量の兼ね合いだったりで、今でも必要としている人間は存在しています。
そんな人達の需要を満たすためか、5000円以下という非常に安価な価格帯でも数多くのmp3プレイヤーを見かけるのですが、安さだけを見て買うときっと後悔することになるでしょう。
そもそもDAPとmp3プレイヤーの違いとは
厳密にはDAPのカテゴリの一つにMP3プレイヤーが含まれる感じですが、私を含む一部のオーオタは完全に別物のように扱っています。
というのも、MP3プレイヤーと現在名乗っているものの多くは低音質なものが殆どで、音質的にはがっかりするものが多いからです。
私個人としては、ハイレゾに対応していて、ちゃんとしたオーディオグレードのチップを積んでいればDAP、そうでなければMP3プレイヤーという区分けをしています。
後悔ポイント
音質で劣るのは言うまでもない
やはり値段が値段だけに、WALKMANなどと比べるとどうしても音質で見劣りする場面が見られます。
中には廉価版WALKMANに劣らないと評価されるものも存在しますが、基本的には音質で負けているのが普通です。
そこそこ良いイヤホンを使用すれば、音質もある程度改善されますが、安物プレイヤーに高いイヤホンわざわざ使うのかという疑問が出てきます。駆動力不足で鳴らしきれない問題もありますしね。
無線はさらに酷い
上述は有線接続の場合です。Bluetoothによる無線接続はさらに酷い音質になります。流石に常時ノイズまみれの聞くに堪えない音質、といったレベルではありませんが、無線接続目当てで買った人は泣きを見ることになるでしょう。
また、Bluetoothのバージョンが4番台と低いことも多く、中には最近主流のBluetooth5.0搭載の完全ワイヤレスイヤホンとペアリングできない問題も見られます。
イコライザが微妙
安物とはいえイコライザが搭載されているものも当然存在しますが。しかし、このイコライザが中々微妙です。プリセットから選んで調整してもなぜかノイズまみれになったりするし、そもそも入っているプリセットが少ないです。
無線接続だとそもそもイコライザが使えない端末も存在しているなど、不便な点が目立ちます。
UIが酷い
どうしたらこんな使いにくいUIになるのかといったレベルで酷いものが多いです。なれるまでまともに操作できないレベルです。
また、シャッフル機能を使うと毎回同じ曲順になったり、デフォルトの曲順がROMに保存された順番で固定だったりなど、やはり不親切な面が目立ちます。
ラジオはまずまずだけど有線接続限定
有線イヤホンをアンテナ代わりにしているためか、無線イヤホンではラジオを聞くことが出来ません。
ラジオ自体はまぁ普通といった感じですが、イヤホンアンテナのせいかカーラジオよりもノイズが目立ちます。決して聞けないレベルでないところが救いですが。
総評
値段を考慮すれば仕方ないですが、安物プレイヤーはしょせん安物の域をでていないのが現状です。それでも少なからず有線接続時の音質だけはいい機種も存在しているのが面白いところです。
正直、何も調べずにmp3プレイヤーを購入するのはリスキーな行為だと思っています。いろいろなサイトを吟味して、その中で良さそうなものを選んで購入するべきだと思います。
私もいくつか所有していましたが、現在生き残っているものはすべてエージングマシンになっており、普通に音楽を視聴する用途では使っておりません。
