今回ありがたくもikko audio様から提供依頼を頂きました。
なのでこの記事では提供頂いた製品である、IKKO Zerda ITM01というDACケーブルについてレビューしていきます。
提供品ではありますが、正直なレビューを心がけているので、ご安心ください。
そもそもikko Audioって何?
日本国内でみると比較的若い新興よりのオーディオブランドです。本社は中国のメーカーで、ここだけ見るとよくある中華メーカーにも思えます。
ただし、Amazonなどの通販サイトでしか取り扱いのないメーカーとは違い、国内での正規代理店契約を取り付けているし、e-イヤホンのような国内の専門店でも取り扱いがあるなど、非常に信頼性の高いオーディオブランドであることは間違いありません。
IKKO Zerda ITM01のレビュー
3モードでの音質面の感想
このDACケーブルは一般的なオーディオに特化したケーブルとは違い、3つのモードを切り替えることでそれぞれの用途で使っていける製品となっています。
ボリュームボタンの間にある再生停止ボタンの長押しでモード切り替えができ、MUSIC→MOVIE→GAME→MUSIC……と切り替わって行きます。
MUSICモード
起動時はこのモードになっています。発行LEDは黄色です。
名前の通りオーディオファン向けのモードになっていて、シャッキとしたキレのある、ナチュラルな音質になっています。
スマホ直挿しや1000円くらいで買えるような変換アダプタ越しの音質とは、雲泥の差の音質なので、オーディオに興味がない人が聴いても全然違うということが理解できると思います。
MOVIEモード
このモードにすると音場の広がりを感じます。MUSICモードとは広がり方がまるで違うのでので、こちらで普通に音楽を聴いてもそれはそれで面白みがあるでしょう。
ただナチュラルなサウンドとはちょっと違うので、やはり動画や映画向けという用途が正しいと思います。
GAMEモード
ゲームに特化したモードです。こちらのモードでは音場が広がり、かつ音が一歩引いたような感じに変化します。ゲームに集中できるよう、各音域の派手でキレのある部分を抑えるように調整しているのでしょうか。
このモードでないと、Switchからは音が出ないようです。
また、このモードだけは他のモードと仕様的にことなる部分があるようで、切り替えの際にDACケーブル側が再起動するので一瞬ノイズが入る弱点があります。
パワフルな仕様
純粋なDACケーブルとして見た場合でも、この製品は非常にパワフルな仕様となっています。
手持ちイヤホンの中では鳴らしにくい部類のE4000やB3も不足なく鳴らせています。
また、PCMなら最大32Bit / 384kHzまで、DSDも128までネイティブ再生可能という、ハイレゾ音源派にもありがたい仕様になっています。
付属品のマグネットケーブルについて
付属品は本体の他に、PC接続向けのUSBケーブルと、スマホやSwitch向けのTypeCケーブル or Lightningケーブルが付属します。PC向けの方は、長めになっているのが扱いやすくて良いですね。
個人的には両方付属しているとiPhoneユーザーでもSwitchなどのゲーム機にも使い回せるので、もっと良かったと思います。
このケーブルですが、磁石でくっつくマグネットケーブルとなっていて、着脱が可能です。
通常の接続方式だと頻繁に付け替えているガバガバになって緩くなるし、こういったマグネットタイプにしたのは素晴らしい発送だと思います。
マグネットの強さもちょうど良い感じになっていて少し服に引っ掛けた程度では抜けないし、断線するような強い力が加わったときだけスポッと外れるちょうど良い感じになっています。
それこそケーブルの先っぽをもって、ぶんぶん振り回したりしなければ勝手に抜けることはないでしょう。
まとめ
スマホでもお手軽にポタオデ環境を構築出来る上、純粋な音質も申し分のない製品となっています。
それだけではなく、ゲームや動画視聴といった用途にも対応するモード備わっているので、非常に使い勝手のよい製品に仕上がっていると思います。
この商品は国内でも2021年10月29日から正式販売が決定しているので、気になった方は是非商品リンクからとんでほしいものリストに入れるなり購入するなりすると良いでしょう。