低価格帯向けの完全ワイヤレスイヤホンを数多く販売しているSoundPEATS。最近はaptXに対応した製品も多く出すようになってきたので、Androidスマホを使用するユーザーにも嬉しい限りです。
今回紹介するTruengine 3SEは、比較的最近販売された製品で、aptXにも当然対応しています。
スペック
音質は低音を重視している
基本的には低音を重視した音質となっており、ロックなどの音楽を聞くにはかなりいい感じです。
デュアルドライバを採用する事で、中高音域も負けないように調整が図られていますが、低音が強い分、他の音域の強さは控えめ。ボーカル曲を聞く場合はどうしてもパワー不足を感じます。
全体的な評価としては、値段相応かそれ以上の価値はあると思います。
Android、iPhone双方で活躍できるコーデック
AAC及びaptXの両方に対応しているので、どちらのスマートフォンを使っていても高パフォーマンスで音楽を楽しむ事が可能です。
また、アップデートにより使用しているチップがQCC3040に繰り上げになった事で、通信品質の向上と、aptX Adaptiveへ対応しました。
小型化し質感を増した外観
前作のSEはデュアルドライバを搭載している事もあり、少々大型で目立つし耳が疲れるという問題を抱えていました。しかし今作では15%の小型化を実現しており、耳への負担が小さくなっています。
また、表面にラバーコーティングが施されており、質感もぱっと見、格安完全ワイヤレスイヤホンには見えません。加水分解の問題であまり長期間使えないネックもありますが、そもそも電池の劣化問題があるTWSには関係ない点でもあります。
ゲーミングモード搭載
ゲーム向けの低遅延モードを搭載したことで、音ゲー以外のゲームや動画鑑賞にも最適なTWSとなっています。
ただし、電力消費とはトレードオフだし、通常時よりも接続が若干弱くなることも懸念されます。
タッチセンサーは微妙
タッチセンサーでの操作も当然可能ですが、精度的には微妙なところです。どうもセンサー部分が小さいらしく、触ったつもりでも反応しなかったりする事が多いです。
ケースにしまう際に気をつける必要あり
ケースとイヤホンの接地面に遊びを作りすぎたせいか、しまっても電源が切れずに充電が始まらない事があります。
きちんと確認し、充電が始まったのを確認してから蓋をする必要があるので少々面倒です。
コンプライ製のイヤーピースが付属
通常のシリコンイヤーピースの他に、コンプライ製のフォームイヤーピースが付属してきます。本イヤーピースを使うことで、アクティブノイズキャンセリングの無い本機でも遮音性を高めることが可能となります。
通常のイヤーピースと比較しても、コンプライ製はワンランク上の製品なので、普段遣いの観点から言っても非常に素晴らしいものです。
まとめ
良い点
悪い点
- タッチセンサーの使いにくさ
- ケース収納時の充電問題
ケースの充電問題が一番のネックです。これのせいで使いたい時に電池切れなんて事が起きやすいです、一応しっかり確認してから蓋をすることを習慣づければ回避可能な問題ですが、正直面倒くさいと思います。
そこを除けば概ね価格程度かそれ以上に良い完全ワイヤレスイヤホンだと思います。見た目も安っぽくないので外で使っても恥ずかしいことはないでしょう。