BALMUDA Phone。それは日本の家電メーカーが京セラと共同で開発した新たなる国産スマホ。
しかしあまりにも斬新なデザインと、あまりにも強気な価格により、スマホに詳しい方々の間では、「お前本当にこれ売る気かよッ!?」と驚愕されられる自体になりました。
今回は予想の斜め上を駆け抜けて、ついに市場に登場してしまったBALMUDA製のスマートフォン、BALMUDA Phoneについて考察していこう。
あまりにも攻めすぎたある意味斬新なデザイン
本体デザインはとにかく過度を排除した曲線的なデザイン。
背面はBALMUDA社長自らがデザインし、
『河原に落ちている石』のような質感にしたてあげたという。そのへんで拾ってこれる石の質感を目指すという、質素堅実な日本人らしいコンセプトである。
正面ディスプレイは今どき流行りの有機ELではなく、信頼性の高い液晶ディスプレイを採用。もう最近のハイエンドスマホでは殆どが採用している有機ELをあえて避け、安定性をとったのだ。
上下のベゼルは国産スマホの大先輩、Xperiaの名機XZ3を意識してあえてごく太ベゼルを採用してある。そんな中でもインカメラは最新スマホにふさわしいパンチホールカメラを採用し、ご丁寧に液晶ディスプレイ内におさめてある。太いベゼルにカメラは組み込まないというスマホ好きな方々にむけたファンサービス。
カタログスペックはミドル、価格は最高級
カタログスペック的にはこのスマートフォン、ミドルクラスに相当するスペックである。日常使いには十分すぎるスペックで、使い勝手は良好であろう。
カメラは最近のAQUOSフラグシップモデルをリスペクトした、4800万画素のカメラを一つのみ搭載という大和魂を感じさせる仕様。
価格は国内売れ行きランキング1位、iPhoneシリーズの最高級品の価格帯をリスペクトした10万円以上という圧倒的な高級仕様。スペック的に見合っていない?
国産スマホというだけで10万円という付加価値があるのだ。素人は黙っとれ。
ミニマムサイズで片手スマホ民歓喜
サイズは旧iPhoneのようなサイズ感で、片手スマホで操作がしやすい仕様。最近の大型化を続けるスマホからあえて逆行し、嘆きの声をあげる片手スマホ民の救世主として君臨した。
AppleはiPhone12 miniが売れなかった件で片手スマホ民を切り捨てたので、もはやこの市場はBALMUDAが独占したといって良いだろう。
まとめ
BALMUDA Phoneはまさに最近流行りの中華スマホを徹底的に逆張りした、国産スマホ最強の製品である。
普段使いに困らない性能、ブランドものとして所有欲を満たしてくれる高級仕様な価格、小さくて片手で操作しやすいサイズ。これだけ好条件がそろって買わないとかいっているのはアンチであろう。
ちなみに私はアンチだ。BALMUDA Phoneを買うくらいならiPhoneなりAQUOSなり買ったほうが絶対にいいと断言するぞ。