OPPOは中華メーカーではありますが、オウガジャパンという日本法人ももったしっかりとしたブランドです。
キャリアでも多数のスマホを販売していることから、アンチが多い中華スマホブランドの中でも比較的認められている地位に君臨しています。
では、スマホ自体の出来はどうかというと、中華製品らしい安さと、悪い中華製品にありがちな質の悪さを感じさせない、高コスパな出来栄えになっています。
今回レビューしていくOPPO Reno5 Aは、3万円から4万円くらいで買えるスマホながら、非常に使い勝手の良い製品となっています。
ミドルなのに充実な点の数々
必要十分な処理能力
搭載SoCはQualcomm製のミドル向けチップ、Snapdragon 765Gです。ミドル向けといっても5Gにも対応しているし、普段遣いなら十分な処理能力を持っています。
ネットサーフィン、動画鑑賞、ゲームをカジュアルに遊ぶくらいであれば特に困らない処理能力をしています。
AnTuTuスコアもver9以降のものでだいたい370000から380000くらいであり、GPUスコアも100000点前後です。
カメラ性能もミドルでは十分すぎる
ミドル帯スマホにも関わらず、クアッドカメラを採用し、AI補正も完備しています。
最近のスマホはカメラ性能も上がってきているので、その需要を満たした形になります。
あまり写真を取るのが得意でない人でも、AIがあるていど美化してしてくれるので、カジュアルに写真をとってSNS映えさせたいという人に向いています。
流石に望遠レンズはないので天体写真を取るには向きませんので、そこだけは注意が必要です。
SIMスロットも2つある
SIMカードスロットが2つあるし、eSIMにも対応していると、複数のSIMを同時に使えるように工夫されています。ツインアプリ機能もあるので、仕事とプライベートをわけて使いたい人にも嬉しいしようですね。
SIMスロットを一つ潰してしまう形にはなりますが、MicroSDカードにもバッチリ対応しています。
日本の全キャリアにも対応
OPPOスマホは日本市場をしっかりと考えているので、Docomo、ソフトバンク、au。楽天モバイルのすべてのSIMにもしっかり対応しています。
特に癖が強く、バンドが対応しているのに使えないことがある極悪なauのSIMでも、APN設定さえ済ませれば、このスマートフォンはしっかりと仕様することが可能です。
防塵防水性能も十分
IP68相当の防塵防水性能をもっており、川にぼちゃんしてしまったとしても、このスマホを浸水で壊れる心配がありません。
流石にお風呂で使用するのは浸透圧の問題もあるので少々問題があるかもしれませんが、それでもこれだけの防塵防水に対応しているのは中華スマホの中では少ないので、非常に優秀だと言えるでしょう。
ここは微妙かなと思った点
充電器がついてこない
液晶保護フィルムが最初から貼られていて、ケースも付属してくるなど、最初から傷に強いようになっている点は評価します。
ただ今までのOPPO製品はミドル帯でも充電器が完備されていたのに、本製品にはついてこないという問題があります。
環境がーエコが―という問題提議から、多くの企業が充電器などの付属品を体よくコストカットしているので、OPPOだけの問題ではないのですが、せこいと思います。
あと、保護ケースがきつくてはめにくいのと、カメラが出っ張ってツライチにならないのはそのままなのも多少問題あります。
気になるようであれば保護ケースは別途購入したほうがいいでしょう。有名ブランドなので、種類も豊富で困らない筈です。
通知ランプがない
これはOPPO特有の問題ですが、現状OPPOで販売されているスマホには通知ランプが存在しません。
このせいで充電状況やメール着信などを逃しやすいという問題が発生します。
有機EL搭載のハイエンドモデルであれば、常時ディスプレイ点灯という機能で代用できるのですが、本製品は普通の液晶なので、そこまで気がききません。
好みの分かれるColorOS
OPPO製のスマホはカスタムされたAndroidOS、ColorOSを採用しており、少々仕様がことなります。この独特の癖を嫌う人が一定数存在するようです。
私個人としてはそこまでこの癖は気になりませんでしたが、それでも通常のAndroidとの違いを嫌悪する人には許せない場所なのかなと思いました。
また、一部アプリはColorOSだとおかしな挙動をするとの話も聞いたことがあります。私の環境ではなんの問題もなかったですが、「マニアックでアプリが絶対に動かないと困る」という人はある程度そのアプリの動作状況について調べたほうが良いでしょう。
まとめ
多少は問題点はありますが、基本的にはコストパフォーマンスに優れたスマートフォンで、日常使いには最適な製品だと思います。
人気スマートフォンということで、SIMと抱き合わせ商法で安く提供されているので、いろいろなキャリアやMVNOをあわせて購入先を調べると幸せになれると思います。
また、楽天市場にはOPPOの公式ストアが存在しているので、確かなサポートを受けたければそちらで購入するのもありです。