遊戯王 オフィシャルカードゲーム。国産トレーディングカードゲームの中でも長い歴史を持つ、誰もが一度は耳にしたことはあるであろうカードゲームですが、この度、久方ぶりに紙のカードと同じルールで遊べるオンラインゲームが開始されました。
過去に遊んでいたこともある私が、今回この遊戯王カードのオンラインゲームを遊んでみて、実際に抱いた感想についてまとめて行きます。
遊戯王マスターデュエルの良い点
気軽に対戦ができる
昨今はコロナウイルスの影響もあって、こういったカードゲームで遊ぶのは難しい状況にありました。実際これが原因でトレカを引退としたというユーザーもそれなりにいると思います。
リモートで対戦するという案もあり、実際に非公認大会でそれをやったのも見かけましたが、こういうリモート対戦だとイカサマ仕放題なのが問題でした。
そんな中で、紙のカードゲームと同じルールで対戦できるゲームがでたのは非常に喜ばしいことだと思います。
紙のカードより安上がり
このゲームでカードを入手する方法は、いわゆる課金石を使ってガチャを回す方法と、所持しているカードを分解してポイントを集め、欲しいカードを精製するという方法があります。
ガチャだけだとカードを集めるのが大変で、莫大なお金がかかってしまいますが、このゲームは精製が可能なので現実のカードゲームよりは安上がりになるのが嬉しいポイントです。
ソロプレイもまあまあ楽しめる
このゲームにはいわゆるシナリオモードが存在しており、そちらで課金石やカードなどを集めながらデュエルを楽しむことも可能です。
簡単なストーリーではありますが、調べなければわからないカードの設定などがわかるので、まあまあソロゲームとしても楽しめると思います。
遊戯王マスターデュエルの悪い点
ログインボーナスが渋い
ログインボーナスはまあまあ渋いと思いました。初日は１０連ガチャ分の課金石をくれますが、以降は半分、更に少なくと減っていってしまいます。サービスを開始してまだ１週間も経っていないのに、あまり気前が良いとは思えないですね。
せめて開始から１月くらいは１０連ガチャ１回分を毎日配った方が、ユーザーの獲得率は良かったのではと思います。
重要なカードが軒並みUR
遊戯王OCGには手札誘発というどのデッキにも必須といえるカード群があります。これがないと先行を相手に取られた場合、何もできずに敗北することもあるくらいです。
しかし、それらを止めるための手札誘発カードは全部がURかつピックアップガチャもないので入手が大変です。
精製すれば良いと思うかもしれませんが、URのカードはURを分解して手に入れたポイントでしか精製できないので、かなりカツカツになります。
現実でこれらのカードを揃えるよりは安くすむでしょうが、それでもそれなりの金額を課金しないと、必要枚数揃えることはできないでしょう。
地獄みたい対人環境
これは紙のカードゲームの環境がそうなので仕方ないのですが、現在の遊戯王OCGは正直敷居が高く、地獄みたいな状況になっています。すべてのデッキカテゴリがそういうわけではないのですが、少なくとも過半数以上に当てはまる話です。
一言でこのカードゲームを例えるなら、最初にじゃんけんで勝ったあと、１５分くらい相手に一人遊びを見せて、次ターンに相手の動きを全部妨害するゲームです。
冗談抜きでこんなゲームです。蔑称でオ○ニーだのソリティアだのと言われるくらい酷い環境なのです。
このゲーム性をそのまま持ってきているので、マスタデュエルのゲーム性も対人戦はこんなもんです。
多分結構昔に遊戯王カードゲームをやっていた人や、アニメや漫画だけ見ててこれを気にやってみるかとなった人は、対人戦で相手に１５分間のマスターべシ○ンを見せられて心折れるんじゃないかと思います。
まとめ
遊戯王OCGってコロナが流行る前からユーザー数が減っていて、オワコン扱いされていたカードゲームでもあるんですよね。
なにせその当時からソリティア環境で、初心者ではまともに回すこともできないようなコンボが必要になるし、カード単価も高いので、とにかくユーザーを獲得し保持しておくのが厳しい状況でした。
現状はそこそこ売上が落ち着いているという意見もありますが、これは他のカードゲームよりもかなりハイペースで新弾を擦りまくってるからというのが実際のところですし。
まあゲーム性に関しては、そもそもがそういうカードゲームになっているんでしょうが無いので、とりあえずログインボーナスをもう少し気前よくした方がいいと思います。せめて２日で１０連回せるような方式にしないと、ユーザーは長く居着かないと思います。
まだスマホアプリ版はリリースしていないので、そこからが本番ですよコナミさん。
