大盛況な遊戯王マスターデュエル。無課金でも普通に強いデッキが作れるし、非常に楽しいゲームなのでおすすめです。
ただこういったカードゲームの宿命か、強いデッキ弱いデッキの差が大きく、環境デッキについて理解しておかないといけません。
この記事では２０２２年３月時点での、実際に戦ってみて感じた遭遇率や強さをまとめ、ちょっとした対策についてまとめていきます。
よく遭遇する強いデッキまとめ
DDダイナマイトワンキル
大量に手札交換やサーチ、ドローを繰り返すことで《魔獣の大餌》と《Ｄ.Ｄ.ダイナマイト》を手札に引き込んで、相手のEXデッキを全除外して８０００以上にバーンダメージを与えて勝利するデッキです。
このデッキは先行を取られたらほぼ負けが確定する、一切相手とのやりとりがない典型的な壁とやってろなデッキになっています。
とはいえこのデッキもリミットレギュレーションを守っているし、チートというわけでもないのでパッと見ではそこまで問題があるようには見えません。
ただしこのデッキには闇が深い問題があります。それはこのデッキを回しているのは人間ではなく、中国人の作ったbotなのです。
先行が取れなければサレンダー、EXデッキがなければサレンダー、カードが揃わなければサレンダー、そして回すのは非常に簡単作業ということですべて全自動で行えるすごいデッキなのです。
そしてこの方法で勝利数を稼いで、勝利報酬のジェムを荒稼ぎして、第三者にそのアカウントを販売しています。
マジでろくなことしねーな中国人……
対処法はEXデッキの枚数を減らすことです。１３枚にすればワンキルはだいたい不成立、１１枚であればさら不成立になる確率があがります。
環境デッキである真竜デッキであれば、エクストラ０枚も普通に有り得る構築なので、デュエルが始まった瞬間に向こうがサレンダーしてきます。うーんゲームになってない。
ドライトロン
ドライトロンモンスターを駆使して宣告者を場にだして、相手のカードの発動をことごとく無効にして返しのターンでなぶり殺しにするという、非常に鬱陶しいデッキです。
とにかく１ターンが長い上に盤面が強固なので非常に嫌われており、まさに１０分間公開オナニーに突き合わされるような内容になっています。
対処法は《宣告者の神巫》、次点で《サイバー・エンジェル－弁天－》に対して《灰流うらら》を打ってサーチを止めるか、相手が何らかのカードをサーチやドローをした時点で《ドロール＆ロックバード》で以降の手札補強の一切を妨害することです。
これらが出来ずに展開されきってしまった場合は、《禁じられた一滴》でチェーン不可の無効をばら撒くか、真竜罠の墓地に行った際の破壊効果(カードの発動ではないので防げない)か、壊獣などのモンスターでコストとしてリリースしてしまうくらいしか手はないです。
ドラゴンメイド
メイドさんからドラゴンに変身して戦う、どこぞのメイドラゴンみたいなコンセプトのデッキです。
高速展開型のデッキではないので、ソリティア系のデッキと比べるとまだ良心的ですが、お手軽に全無効効果と他のドラゴンメイド蘇生効果を持つ《ドラゴンメイド・シュトラール》やターン１制限のない破壊効果を持つ《ドラゴンメイド・ハスキー》などの優秀なエースモンスターに加え、下級モンスターもサーチや墓地肥やし能力を持つエリート集団です。
またドラゴンメイドは自由枠がそこそこ多めなので、妨害系の魔法罠を入れるスペースがあるので、遊戯王というカードゲームを純粋に楽しめる強いカテゴリになっています。
対処方法は下級ドラゴンメイドに対し、うららを打って初動を止めることですが、止めても専用サポートでかわしたり強引に展開できるので、必ず止まるというわけではありません。
とはいえ、このデッキは先行ソリティアでワンキルしたり突破できないようなガチガチな盤面を固めるわけでもないので、後攻の手札次第では普通に戦えると思います。
エルドリッチ
除去、ターン制限あるも破壊無効を兼ね揃えた《黄金卿エルドリッチ》と、専用サポートカードに、大量の永続罠を絡ませて戦うデッキです。
非常に強い上にリソースは付きないし、とにかく妨害だらけで相手の行動を妨害するデッキです。１ターンが短いのでドライトロンよりはマシですが、それでもやってる事の根本はドライトロンと同じなので、非常に嫌われています。
特に厄介なのが《スキルドレイン》の存在で、このカードがあるとフィールドのモンスターは一切の効果を失ってしまいます。にもかかわらずエルドリッチ自体は、効果処理はフィールドではないから、罠モンスター自体は通常モンスターだからと、《スキルドレイン》下にも関わらず一方的に効果を適用してきます。そら嫌われるわ。
対処方法はエルドリッチ自体を除外してしまうことです。破壊耐性は付いても除外はされてしまうし、エルドリッチデッキはまともなモンスターがエルドリッチしか居ないことがほとんどなので、こいつがいない時点で積みです。
相手の伏せカードを《ハーピィの羽根箒》などで全破壊するのも有効な手段ですが、神の宣告などのカウンター罠での無効や、エルドリッチ関連の罠だと墓地に落としても除外でリソース回復してくるので、粘りがかなり強いです。
鉄獣戦線
純構築だと超高速での盤面硬めデッキというわけではないですが、それでも圧倒的安定していてモンスター効果３回無効＋１バウンス＋相手ターンに３０００打点&除外がほぼ確定するという中々にインチキじみた展開ができるデッキです。
盤面を返されたとしても、墓地のカードをコストに擬似リンク召喚してくるというインチキじみた効果によって、粘り強く展開可能です。
自由枠がドラゴンメイドと同じく多いということもあって、妨害札を積んだり他のカテゴリと混ぜ合わせたりできる優秀なデッキです。
特に環境で見かけるのは、安定感はさほど変わらずフリーチェーン破壊が優秀な十二鉄獣と、多少は事故率があがるも強固な盤面ができるLL鉄獣です。
とくにLL鉄獣は特殊召喚封じとモンスター効果無効が並ぶので、相手としては溜まったもんじゃないでしょう。
対処方法はやはり《灰流うらら》などのサーチ妨害です。特に《ドロール＆ロックバード》だと大量サーチが行えなくなるので、LL鉄獣側はかなり苦しいでしょう。
幻影騎士団
墓地発動の効果によって展開を続け、強固な盤面を作り出すデッキです。このデッキも自由枠が多い上に展開手段も豊富、さらには墓地発動効果が多いので《スキルドレイン》などでは完全に停止しないという中々の鬱陶しさです。
火力、制圧盤面も優秀ですが、１ターンが長いソリティアテーマなので、そこそこ嫌われている印象があります、ドライトロンよりはマシですがね。
対処方法は墓地効果を発動させないことです。幻影騎士団の墓地効果は自身を除外してというのがほとんどなので、《アーティファクト－ロンギヌス》や《王宮の弾圧》で除外できない状態にしてしまえば、それで展開できなくなります。
その他のデッキ
他に見かけるデッキだと、真竜、ヌメロン、HERO、閃刀姫をちらほら見かけます。
真竜はエルドリッチに近い永続罠による妨害デッキ、ヌメロンは後攻ワンキル特化、HEROはいろいろ型がありますが、先行ダークロウによるサーチ妨害&除外や、後攻でのワンキル特化を見かけます。閃刀姫は魔法カードを使いまわしながら、ちくちく殴ってくるデッキです。
特に真竜は私自身使っていて、プラチナ１に行けるくらいには強力なテーマです。コストも安い方なのでおすすめしておきます。
あと環境デッキにプランキッズと電脳堺がいますが、私はぜんぜんこの２つに当たったことがありません。電脳堺は初期の頃は嫌というほど見かけましたが現在ではまったくだし、プランキッズは２月半ばに１度あたっただけです。使っていた人たちが飽きただけか？
まとめ
bot勢力で影を指す形になりましたが、マスターデュエルは無課金でも遊べる良いゲームです。みなさんも良ければ是非遊んでみてください。
