ゲーミングコックピット。簡単にいえばゲーミングチェアにディスプレイやスタンドやらデスクやらを搭載し、オールインワンにしたような製品です。
非常にニッチな製品で、数自体も少ないですが、これ一つで済む上に結果的に場所を節約できるという製品になっています。
今回紹介していくCluvens Scorpion Computer Cockpitは、2020年にはすでに販売されていた製品ですが、つい最近になって日本でも取り扱いが始まりました。
製品特徴
面妖なサソリ型のコックピット
スコーピオンの名を冠しているとおり、本製品はサソリ型のコックピットになっています。形状的には面妖ですが、座り心地は快適らしく、背もたれを倒して眠ることも可能です(エコノミー症候群が怖いですが)。
ただしサイズと重量はそれなりあり、全長1990mm全高2000mmで重量は120kgにもなります。
あまりにも重いのでマンションに住んでいる人や、2階の部屋に運ぶとなると兎に角大変だし、なんならそもそも部屋の扉を入るのかという問題もあります。
一応、部屋まで運ぶことさえできれば、普通にデスクやらディスプレイやらを置くのに比べれば面積を抑えることは可能だと思いますが、まず設置が大変すぎる問題があります。
可変機構搭載
このコックピットは可変機構を備えていて、丸くなったりなど6パターンの形状に変形することが可能です。ただこういう可変機構って剛性が弱くなる印象があるのでちょっと心配です。
また、このコックピット、デスクトップPCは配線を横から伸ばして使用する関係上、コードを巻き込んでしまったり、伸びた足がデスクトップPCに当たってぶち倒れる心配があります。
いちいち可変の度にバラすのも、それはそれで大変ですしね。
当然値段は非常に高額
さらに恐ろしいのはその価格です。この製品、中国本国でも35万円以上するのですが、日本国内に上陸した際にさらに価格が高騰して59万円にもなります。
20万円以上も増額しているので、ぼったくり感が増している上に、そもそも35万円だとしても安い買い物ではありません。
機能や質量を考えれば、不釣り合いな値段とも言い切れないのですが、そもそもこれ必要となってしまうわけで。
ただこれをネットでポチはできないですね。それこそPCショップや家具屋で実物を見て座り心地を確かめないことには、とてもじゃないですが購入は検討できません。
まとめ
正直必須ではない上に、日本の狭い家庭だと中に運び込む事自体が大変という中々に導入が難しい製品です。
オールインワンなのでこれだけあれば大体揃うという点は良いですが、逆に言えば壊れれば全部だめになる可能製もありますし、粗大ゴミ代も馬鹿になりません。
お金持ちゲーマーという非常にニッチな層向けの製品だなと思いました。