Royal Kludgeは中国ではわりと老舗のブランドです。PC関連の製品を販売しているブランドであり、その品質には定評があります。
この記事で紹介していくRK61 RGBは、Royal Kludge製のコンパクトメカニカルキーボードになります。ただRGBになっただけではなく、いろいろ仕様変更がなされているので事実上の改良型といっていいでしょう。
製品特徴
RK製のメカニカルスイッチを採用
このキーボードのスイッチは、RK社が自社製造のものを採用しています。多分どこかのODM製品を、名前だけ変えて載せてるのだとは思いますが、それができるだけの予算があるのはよしとしましょう。
ただし、無印の単色版の頃と違った、若干反響音があります。使用変更でスタビライザーが変わった点などが原因でしょうか。
とはいえ、耳を澄まさなければ特に目立つような音量でもないので、そこまで気にしなくとも問題ないでしょう。
筐体は値段を考えれば十分すぎる
外見上は表面は特にネジ穴が露出していることもないし、安っぽさはとくに見られないです。この見た目で文句を言う人はそうはいないと思います。
ただ、キーキャップが残念ながら指紋のテカりやすいABS素材なので、テカリが目立ってきたらアルコールティッシュで軽く拭いてあげる必要があります。
裏面はUSBドングルを格納しておく穴が用意されているので、Bluetooth接続や有線で接続する人は、使わないドングルを無くしたりしないようにここにしまっておきましょう。
ただ、前モデルと同じく角度調整機能がないのでそこは不憫なままですね。
有線無線両対応
Bluetoothによる無線接続とUSBドングルでの無線接続、TypeCケーブルによる有線接続の両方に対応しています。
無線接続では連続10時間の使用が可能です。ちょっと短い気もしますが、LEDが結構派手目に光る関係もあるので、ここはトレードオフですかね。
Bluetoothは最大3台をペアリング可能であり、キーボードショートカットでペアを切り替えて使用することが可能になっています。
有線接続ではより低遅延での操作が可能になります。ただあくまでも普通のキーボードなので、ゲーム用ほどの利便性はないです。
基本的にこの接続周りはドングル対応になった点と、Bluetoothアダプタが付属してこなくなった点を覗けば全く同じといって良いでしょう。
ホットスワップ対応
ホットスワップ機能に対応しているので、キーを抜き差しするだけで簡単に交換が可能です。この機能があれば、1つのキーがチャタリングを起こしたなんてときに、個人で簡単に修理が可能になります。
交換用のスイッチも4つついてくるので、4箇所までなら個人で負担なしに修理可能になります。
ショートカットキーに注意
本製品はコンパクトメカニカルキーボードな関係上、多くの機能をショートカットキーで賄っています。そのせいで説明書でショートカットキーを良く読んで置かないと、意図しない誤操作を多発する事になりかねません。
付属の説明書にしっかりとショートカットキーについて解説されているので、必ず説明書は読みましょう。
保証はAmazon保証のみ
この製品はちゃんとRoyal Kludgeが販売している製品なのですが、残念ながら保証期間はAmazon保証30日のみな様です。
やはり中国のメーカーですので、わざわざ遠方の地の日本の顧客まではサポートしきれないということでしょうか。
まとめ
良い点
- 低価格メカニカル
- 無難なデザイン
- 有線無線両対応
- 反響音は控えめ
悪い点
- チルトスタンドがない
- 電池持ちは微妙
- 保証が短い
無印のRK61同様、低価格ながら品質も落ち着いた製品です。あいかわらず物はいいのにアフターサービスでケチがついてしまっています。
ただこの製品には問題点が一つあって、無印版との価格差が2000円もあるという点です。無印単色発光のキーボードのほうが安く買えるので、とくにRGBとホットスワップにこだわらないのであれば、そちらを買ったほうが良いかもしれませんね。