自分の子供にスマホを持たせる。この行動には賛否が別れます。
急な連絡などもあるし必要という意見もありますが、変な犯罪などに巻き込まれたら困るなんて否定的な意見も多いです。
私個人は肯定派であるので、なぜ子供にスマホが必要になってくるか、どの年齢くらいから持たせるべきか解説していきます。
子供にスマホを持たせるべき理由と年齢
小学生は4年生くらいから持たせたい
小学生に関しては、3年生くらいまでは無くてもまあ問題ないでしょう。連絡網の関係でどうしても持たせろという指示があれば別ですが、そこまで強い指示のある学校もないでしょうしね。
ただ問題は4年生くらいになってから。この学年になると多くの小学校で部活が始まります。中には部活動強制なんて学校もあるでしょう。
で、この部活動なんですが、そこそこ遅い時間までやってることが多いです。夏場は午後5時半くらいまで、冬場は暗くなるのが早いことを考慮してか午後5時くらいまででしょうか。
これはあくまで部活動が終わる時間になりますので、帰宅時間はもっと遅くなります。特に運動部だとみんなヘロヘロになって帰ってくるので、歩く速度も遅くなって、30分から1時間くらいは帰宅に時間がかかります。
また部活だけでなく塾の存在もあります。小学校だと午後9時くらいまで授業日程が組まれていることが多いので、更に遅く暗くなってきます。
近年は不景気だのコロナだので治安も悪くなってきているので、ここまで遅い時間子供一人で暗い中を出歩かせるのは怖いと思います。そんな状態でも連絡できるのであれば、多少は安心できると思います。
中学生以降は悪いことは言わないから持たせろ
中学生に関して言えば、もはや必須と言っていいです。上記であげた部活や塾は更に遅くまでやる傾向があるし、塾に関しては通わせない家庭の方が珍しいです。
そういった安全面の話以外にも問題があります。連絡事項はほぼスマホ、LINEアプリに依存しているからです。年配の老教師であればまだ学校側からの連絡は口頭だったりしますが、そうでなければ教師からの連絡はだいたいスマホから入ります。
一応スマホを持っていない子供に配慮してはいますが、それでも緊急時の連絡事項だったりはやはりスマホになりますので、持っていないとかなり不便になります。
また、子どもたち同士の連絡のやりとりもスマホで行う用になります。どうしてもスマホのLINEありきになるので、間違いなく必須でしょうね。
スマホを持たせない事でいじめの原因にも
小学生から持たせる親はそこまで多くはないのでまだ大丈夫ですが、中学生以降はかなり多くの子供がスマホを所持している形になります。
人と違うものは目立ち叩かれるというのは、人間の悲しいサガなので、どうしてもこれが原因でいじめに発展します。
なにせ連絡が取れないからハブられやすくなるし、チャットに参加できないからそこで陰口を叩かれまくる。
「そんな程度の低い連中とは付き合わなければ良い」と簡単に言う親御さんもいますが、毎日教室で顔を合わせる相手に付き合わないなんてできますか? 私には無理だと思いますがね。人間は日常的に陰口を叩かれ無視されて我慢できる程、強いひとばかりではありません。
スマホには制限をかけて、親も注意すること
もちろん、ただスマホを渡せと一方的な要求だけはしません。こういうのは譲歩が大事ですからね。
子供が犯罪に巻き込まれたら困るというのであれば、その使用に制限をかければ良いのです。
未成年がスマホを契約する場合、ショップ購入のものであれば安心フィルターが義務付けられているので、それでアプリに使用を縛ってやればいいです。
アプリも学校指定のもの以外は勝手に入れさせないようにしっかり注意して、もし破ったらスマホ没収。データプランも1GBとかの少ないものにして、使いすぎれば鈍足回線で快適なネットをできないようにすれば良いのです。
帰宅後は親の居る場所でしかスマホを使えなくするとかで、兎に角勝手にスマホを使えなくすれば良いです。時間制限なんかをかけて、その時間を超過したら親にスマホを渡すなどのルールを作れば良いんです。
まとめ
スマホは連絡に必要なアイテムで、もはや社会に欠かせないものなので、どうしても必要になってきます。それ自体をまだ早いとか言って持たせないのは、どう考えても不都合が発生してくるんですよね。
だったらスマホの利用の方に制限をかけて、最低限持たせる方が良いと思います。少なくとも持ってさえいれば、それで子供の安全は守られるのですから。