ポータブルオーディオ、略してポタオデ。外でも音楽を楽しむことができるのはとても素晴らしいことですが、近年はそれが難しくなってきました。
現代社会はポタオデ民に厳しい。何故厳しいのかまとめていきます。
ポタオデ民に厳しい現代社会
歩きイヤホン規制が迫りつつあるやもしれない
近年、自転車に乗りながらのイヤホン使用は、条例によって禁止されている場所が増えてきました。これは単純に危ないからです。私自身、高校生くらいの時に自転車イヤホン民に追突された経験がありますし、その逆に追突しそうになったこともあります。幸いどちらの件でもお互いに怪我はありませんでしたが、肝を冷やしたのは事実です。
音楽を聴きながら行動すると、注意力散漫になる上に、まわりの環境音が聞こえなくなるので、どうしてもこういった事故を起こすことが増えるんですよね。
自転車に乗っているわけではないので、歩きイヤホンをしている方は、相手に怪我をさせることは限りなく少ないでしょう。
しかし、自転車が爆走してくるとか、下手くそな運転手が車で歩道にはみ出してくるとか、そういう不意の事態にとっさの行動が取れなくなります。歩行者が自分の身を守ることを考えれば、歩きイヤホンはそれなりに危険な行為に間違いはありません。
実際、歩行者が歩きイヤホンをしていて、事故にあったという事件はそれなりに起きているようで、実際になんどかニュースでも取り上げられたことがありました。こういった事件が増えていくと、地方自治体も条例で歩きイヤホンを規制せざるえない状況になるのです。
ANCという耳栓機能も逆風か
ただでさえ危険な歩きイヤホンですが、それに拍車をかけるかのような機能として、アクティブノイズキャンセリングという機能があります。これは外からの環境音をかき消してしまうという非常に画期的な機能なのですが、室内で使用しているならばともかく、そとで使用するにはあまりにも危険な機能です。
ただでさえ音楽で環境音が聞こえにくくなっているのに、アクティブノイズキャンセリングでその環境音にも直接手を出しているのだから、より危険度は上がっています。
近年は低価格TWSでもそれなりのANC搭載製品が増えているので、そういった製品もあると多くの人に認知されれば、ますます規制の動きは増えてきます。
ANC搭載TWSでなければ良いとか、その機能を使わなければいいなんて意見も聞きますが、その機能の有無を確認する手段は警察官たちは持ち合わせていませんし、だったらイヤホンすべてを規制してしまったほうが早いですよね。
条例を作る側はそんな面倒くさい区分わけ、できないと思いますよ。
治安の悪化も怖いものがある
いろいろと時期が悪いので、なんやかんや治安も悪くなってきています。そんな状態でポタオデなんかしてて、後ろからひったくりに会う可能性だって増えてきています。
とくにポタオデガチ勢は高額製品で身を固めていることが多いです。DAPに10万円、イヤホンに10万円、そこに財布やスマホやらの貴重品。こんなの海外の治安なら、追い剥ぎしてくれと言っているようなものです。
日本の治安はまだそこまで酷くはなっていませんが、それでも貧困化は進んでいるので、こういった貴重品を堂々と持ち歩くのはちょっと問題ある行動です。
まとめ
実際に事故が増えている以上、地方自治体や政府も条例や法律で規制をかけざる得ないです。
今はまだ大丈夫かもしれませんが、それでも身の安全を放棄してしまっているのも事実です。私自身もポタオデは好きなので、悲しい事実ではありますが、今の現代社会はポタオデには向いていないのです。