AppleのiPodは、SONYのWALKMANとともにデジタル音源プレイヤーの火付け役になった人気シリーズです。ただ近年はiPhoneで十分でしょというAppleの判断からか、2017年を最後に新型が登場せずにいました。
そんなiPodシリーズの一つ、iPod touchですが、正式に販売終了が決定してしまいました。
今回はそんなiPodの思い出話をしていこうかなと思います。
iPodは素晴らしい製品であった
ポタオデプレイヤー全体で見ると安め
iPodシリーズはApple製品にしては珍しく、結構リーズナブルな価格設定になっています。
低音質で極悪操作性の中華MP3プレイヤーと比べると値段は高いですが、純粋なプレイヤーとしてみるとかなりお安い値段で購入できました。今回販売終了が決定したiPod touchでも、23980円から購入できたので、現行のオーディオグレードのDAPなんかと比べると、非常にお安いことがわかると思います。
操作性が良好である
最初期のモデルは確かに癖が強くて操作がしにくかったですが、nanoやtouchはタッチディスプレイを採用していることもあって、操作性は良好でした。
最近のDAPはAndroid搭載モデルがほとんどということもあって、iPod touchとくらべても操作性が劣るなんてことはもうありませんが、かつては泥DAPが少なかったこともあって、操作性の良好さではiPodシリーズがトップでありました。
小型で持ち運びがしやすい
iPodシリーズの優れた点で随一といえるのは携帯性です。小型で軽量なため、ポータブルオーディオに非常に適しているのです。
音質こそ現行のDAPには劣りますが、そのかわり現行のDAPの多くは重たい!分厚い!デカイ!ともはやポケットに収まるサイズですら無いものも多く、音質全振りで携帯性をないがしろにしている製品が増えているのが現状です。
手軽に外で音楽を楽しみたい。そういう人にはとても良い製品なのがこのiPodなのです。
盛者必衰の理
スマホで良くね理論
しかしそんな素晴らしいiPodシリーズも、同社が出したiPhoneに食いつぶされることになりました。
操作性はiOSなのでiPod touchとほぼ一緒、音楽も普通に聞ける。だったらもうiPod touchなんていらないよねとなるのが一般的には正しいと思います。
実際iPhoneの登場から徐々にiPod touchの売れ行きは減っているし、なんならスマホ普及で多くのポータブルオーディオプレーヤーは、売れ行きを減らし続けています。
現状生き残っているのは、中華の無名格安MP3プレイヤーと、オーディオグレードの結構なお値段のするDAPくらいなものです。
頑なにSDカードを使わせない
またここにきてiPodの唯一の難点、MicroSDカードでの拡張性の問題がでてきます。手持ちの音源で音楽を聴くとなると、結構な容量が必要となってくるのですが、最大256GBではあまり高音質な音源は数を入れることができないのです。
AppleはiPhoneにしても絶対にMicroSDカードを使わせず、容量を増やしただけで値段も爆上げするぼったくり商法をしているので、MicroSDカードなんてものは絶対に認めないのです。
まとめ
そんなこんなでiPod touchは、時代の波に流され販売終了になってしまいました。もう今後、Appleからポータブルオーディオ向けのプレイヤーがでることはなくなってしまうのでしょう。残念でなりません。