富士通は国内初のノートパソコンのサブスクリプションサービスを開始しました。
ただこれ、サブスクリプションと銘打っていますが、実質は企業などの団体リースを個人向けにしただけだし、その内容も見てみればあまり良いものではありません。
今回の生地では富士通のFMV Primeが、如何に良くないサービスであるのか解説していきます。
FMV Primeは正直まるで良くないぞ
貸し出されるノートパソコンの性能が低すぎる
OSは最新のWindows11を搭載しています。ここは問題ないでしょう。
しかしそのほかが問題です。
搭載CPUはCeleronの2コア2スレッドのもので処理能力は低く動作は重たいです。
メモリ4GBはもはや最悪。何をするにもメモリ不足でフリーズします。
SSDも256GBと最底辺で、別途外付けドライブを用意しないとデータの保存も厳しいでしょう。
こんな有様のノートパソコンでは、Officeソフトの使用すらもたつくでしょう。ミドルスペックのスマートフォンのほうがよほど軽快に動きます。
値段も全然お得じゃない
満了した場合、3年プランのOfficeありで約20万円、5年プランで約27万円です。途中解約も可能ですが、手数料に5500円も取られます。
5年で27万円なら安くないかと考える人もいるでしょう。なので家電量販店で遥かに使いやすい性能のノートパソコンを買った場合とくらべて見ましょう。
Lenovo製のRyzen5搭載、メモリ8GB、SSD512GBのノートパソコンが、家電量販店でだいたい10万円くらいで購入可能です。多くの家電量販店で購入した場合、会員保証なんかで3年保証がついてきます。会員でなくても追加で1万円くらいで長期保証が加入できます。
まあその保証料を多めに見積もって、ノートパソコンと合わせて13万円としましょう。3年保証で13万円です。
レンタル品のこのFMV Primeと違って、手元にノートパソコンが残ってるのに安いですよね?しかも性能だって遥かに快適な動作です。保証もちゃんとしているので、壊れても家電量販店に持っていけば修理してもらえます。
家電量販店で保証付きで買ったほうが、遥かにお安く抑えられるのはわかりますよね。
そもそもサブスクリプションって言葉を使いたいだけでは?
ただのリースですよねこれ。企業など向けにやってるサービスと何も変わりがありません。それも相当なボッタクリです。
町内会で作業しているおじいさんおばあさんを騙すためのサービスなのかなという感じで、悪意すら感じますが。
サブスクってハイカラな言葉にして、よく知らない人に魅力的に見せる作戦はやめて欲しいですね。
まとめ
ノートパソコンなんて今じゃ家電量販店ですらそこそこのものがそこそこの値段で変えるんだから、なんでもレンタルやリースで済ませるのはやめましょう。車じゃないんだから、金の無駄になる確率のほうが高いですよ。