何らかの製品でおすすめを検索すると、決まってランキング形式の記事が出てきます。そのジャンルに対して疎い人でああれば、こういうのがおすすめなんだと納得させられる内容が多いです。
しかし、そのジャンルに詳しい人が見ると、これマジで言ってるのかなんて無いような記事は実際かなり多いです。
今回の記事では、そんなランキング記事に対して物申していきます。
どうしてランキング記事に不信感を持ったか
かなり前の話ですが、あるスマホのランキング記事が話題になったことがあります。詳細な記事タイトルやURLは省きますが、その記事はゲーミングスマホに関してのランキング記事になっていました。
実際、Googleで検索をかけるとトップに表示されるハズなので、今でも簡単に検討をつけられるかもしれません。
で、その記事の内容がとても杜撰でして、たくさんのスマホを商品リンク付きで紹介していましたが、実際にゲームに向いているスマホなんかほんの一握りで、中にはUMIDIGIのエントリースマホまでゲームに最適なんて紹介されていました。
スマホに疎い人であれば納得しそうですが、そうでない方でUMIDIGIを知っていれば、この記事がどんだけ信憑性のない記事が理解できると思います。
当時のUMIDIGIは低性能低価格のエントリー向けスマホを主軸にしているし、現在は低価格タフネススマホを主軸にしているので、とても高性能で重たいゲームもヌルヌル動くようなスマホは一つも出していないのです。
ランキング記事は紹介数だけ多くて説明があまりに短い
ランキング記事の恐ろしいところは、記事の文字数だけは多いですが、実際にその商品の説明は数行程度しか存在しないことです。
よって、その商品やジャンル自体に疎くても、簡単に大きめの記事を作成できてしまうのです。
よく読めば似たような説明ばっかりだなとか、当たり障りないことしか書いてないとかわかるのですが、現代人ってブログを熟読なんてする方が少ないんですよ。なんせ忙しいから隙間時間に読むことが多いですし。
特定のお高い商品を購入したいって時には熟読するでしょうが、そうでなければ流し読みが多いです。
そうなるとぱっと見の文字の多さや紹介数から信憑性高いなんて勘違いしてしまうわけですね。
商品広告リンクで荒稼ぎ
こういうランキング記事は商品リンクの数がとにかく多いです。例えばトップ10記事を書いたとしてます。で、記事に商品リンクを貼るとしましょう。Amazonアソシエイトだけなら10、楽天アフィリエイトも合わせると20、Yahooショッピングのリンクも足せば30個もリンクを貼れます。
で、この商品広告リンクのメカニズムについて。
このリンクですが、踏んだ時点で情報が残ります。この記録は一定期間はそのままになっており、この状態で他の商品を買物すると、割合的にも少額ですが、お金がもらえるわけですね。
Yahooの広告に関しては私はやってないのでわかりませんが、Amazonと楽天はそういう仕組になっています。
つまりランキング形式の記事は、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式で、大量の商品広告リンクを貼り付けて、お金を荒稼ぎしているわけです。
実は専門ブログではなかったりする
こういったランキング形式の記事を書いているブログですが、他の記事をみると実は専門ブログではないことが多いです。
スマホのランキング記事を書いている記事を見て、他の記事を確認しようとタグを見たら、スマホとはまるで関連性のない衣服などのランキング記事が見つかったりなど。
つまり雑多にランキング記事ばかり書いているブログだったわけですね。
ランキング記事はSEO的にも強いのか、検索結果でも上位に表示されることが多いので、こういった記事を専門に書いていることが多いです。
まとめ
- にわか知識で大型記事が書ける
- 広告で荒稼ぎ可能
- SEOにも強い
これらの理由からランキング記事は、書くほうにとってはとても人気の高い記事になっています。
そのジャンル専門のブログであれば、普通に良記事もあるのですが、実際にはただのにわかが金儲けのためだけに書いていることも多いです。
みなさんはランキング形式の記事を見る時は注意してください。簡単な見分け方としては、『そのブログのランキング形式記事が多くないか』、『そのジャンルの専門ブログではないか』を調べることです。
まともな記事も当然あるので、こういった害悪記事を見分けるのは必須と言えるでしょう。