1月にサービスが開始されてから、そろそろ半年くらいは迎えようとしている遊戯王マスターデュエル。運営もやる気は有るみたいで、月1くらいの頻度でフェスが再開されるなど、精力的に活動している様を見られます。
ただこのフェス、報酬の気前こそいいのでジェム目的の人には良いイベントだとは思いますが、果たしてユーザーが楽しめているかと言われると……。
今回の記事では主に6月にあったマスターデュエルでの出来事をまとめてきます。
マスターデュエル2022年6月の感想
勇者ふわん匂わせ事件
遊戯王カードの紙のほうでは【勇者】、【ふわんだりぃず】というテーマがあります。この2つのテーマは環境でも結果を残した強力なテーマであり、特に【勇者】の方は登場して速攻で制限入りしたやばいパワーテーマになっています。
そんなカードがフラゲ民たちにより、そろそろマスターデュエルの方でも実装されると話題になっていた時期に、公式から「新カードをピックアップしたガチャ【ブレイブリー・ウィングス】を実装するよ」と告知が入りました。
ブレイブリーは勇気とか勇敢なるものを指した英語ですし、ウィングスの方は【ふわんだりぃず】が鳥をモチーフにしたテーマですので、これはついにこれらのテーマ郡が実装されるのかとみんなが心待ちにしていました。
しかしいざ蓋を開けてみると、これらのカードは未実装で、環境クラスのカードはほぼ実装されていないというオチがまっていました。
一応、現在の紙の環境ではそこそこ結果を残している【エクソシスター】はありましたが、これも現在環境入りするにいたったカードは実装されていないので、現状ではファンデッキ程度のパワーしか持っていないのです。
結局、多くのユーザーがフラゲ民と運営に踊らされる結果で終わりました。
リミットワンフェスティバルの開催
リミットワンフェスティバル。ほぼ全てのカードが制限カードで、例外は禁止のみという所謂ハイランダー構築のデッキしか使えないという限定戦です。
多くのユーザーはリンクフェスティバルが来ると思っていたはずですが、ここにきて肩透かしを食らった感じです。
さて、肝心のリミットワンフェスティバルの感想はというと、まあ微妙です。ランクマッチで激強環境デッキに先行ソリティアを決められるよりはマシかもしれませんが、このフェスには色々と問題がありました。
まず第一に先行超有利な点です。もともと遊戯王はジャンケンでの価値が勝率を7割上げるくたいにはクソみたいなバランスになっているのですが、それをなんとか抑えることができたのが、手札誘発カードの存在です。
この手札誘発で相手の展開を妨害できれば、ワンチャン次のターンで盤面を返すことができるのですが、リミットワンフェスティバルではこの手札誘発カードを複数枚投入することができないので、結果的に相手の展開を妨害できず、ソリティアを虚無顔で眺めるだけの状況が増えてしまっています。
次に事故率が上がりまくっている点です。何せカードを1枚ずつしか入れられないので、他のテーマと組み合わせることを余儀なくされた結果、シナジーがないので手札で腐ってしまい、思うように回せない。
これで相手が回ってくれれば、速攻で殴り倒して貰って次の試合にいこうとなるのですが、相手も腐っているとお互いにドローゴーして顰め面でにらみ合いを続けるだけの泥沼と化すのです。
私はランクマでは一番上のダイヤ帯にいるので、そちらで激強環境デッキ相手に先行を取られて何度も制圧盤面を立てられているので、それよりは幾分かマシだとは思っていますが、それでもこのリミットワンフェスティバルが面白かったかと問われると、微妙な顔をせざる得ないですね。
まとめ
運営は頑張っていると思うし、なんだかんだ配布ジェムも多いから、無課金でも普通に強いデッキが組めるという点はすごく評価しています。ただ各フェスティバルが面白かったかと言われると、そこまでなのが現実なところです。
システム面も優秀だし、あと改善していかなければならないのは以下の点だと思います。
- 禁止制限の細かな調整
- 1ターンごとの思考時間の短縮
- 課金勢から絞り取りすぎ
とくにこの1ターンごとの思考時間が本当に長くてしんどいです。数字上は480秒となっていますが、召喚演出や展開で手を止めてなければ時間が経過しないので、実質的にはもっと長いです。
極端な例だと【六武衆】というテーマのソリティアが長すぎて、付き合いきれないとコンビニにいって弁当持ち帰って、飯食ってから画面みたら未だに展開を続けていたという話があったほどです。
何を展開してても、たとえ演出中でも時間は経過するようにするか、これの1ターン3分とかにしないと精神衛生上良くないと思います。