先月6月3日より、motorola edge 30 Proが販売されました。
このスマートフォンは最新フラグシップSoCを採用しているにもかかわらず、値段は9万円いかないという事で話題になっています。
ここ最近のスマホは高性能モデルだと、もれなく値段が10万円を超えるようなインフレ具合だったので、ここでこのコスパに優れた技適対応モデルが出たことは、日本人としては嬉しいところです。
しかし、値段が安ければ性能もどこか妥協点がある可能性もあります。今回はこのmotorola edge 30 Proが実際のところどうなのか解説していきます。
製品特徴
最新フラグシップSoC Snapdragon 8 Gen 1を搭載
まず注目すべきはこれでしょう。世代最高スペックのSoCを積んでいるので、カタログスペック的にはどんな作業でも快適にこなすことが可能ということになります。
しかし、実際にはわざと発熱を抑えるためにダウンクロックしているような酷いメーカーも多く、実際はベンチマークなどで実機の性能を数値かしないと安心できないのが現実です。
で、このmotorola edge 30 Proのベンチマークソフトとしては有名なAnTuTuベンチマークではスコア100満点超えを成しているので、実際の性能も十分なものと言えるでしょう。
特にダウンクロックなどの問題はされていないようなので良かったですね。
カメラには光学手ブレ補正付き
カメラ性能で手を抜いて安くしている機種も多いですが、本製品は光学手ブレ補正がしっかりとついているし、標準カメラ限定とは言え4K動画も撮影可能など、カメラ性能もカタログスペック上はそこそこ頑張っていると思います。
ただし標準と超広角レンズは備えているものの、望遠レンズは備えていないので、長距離から動物の写真を取るには少々不向きなスマホカメラと言えるでしょう。
また、多少暗い場所での写真なら問題ないものの、本格的な暗い場所での写真は苦手としているなど総合的に見てカメラ性能は低くはないものの本当のハイエンドモデルには満たないというのが正直な感想でしょう。
カメラ性能を重要視するのであれば、iPhoneやPixel、Galaxyなどのハイエンドモデルスマホを買ったほうが良いでしょう。
防水は不完全
一応撥水程度の防水性能は備えているようですが、完全防水とは行きません。最近は完全防水対応で風呂でも使えるなんてスマホが増えてきているだけに、ここもちょっと微妙なポイントになります。
水場に近くで使うには、少々頼りない感じですね。
有機ELパネル採用
パネルは有機ELパネルを採用しているので、画面は液晶よりはキレイに見えるでしょう。
また、リフレッシュレートも最大144ヘルツと十分な高さになっているので、ゲームなんかでも対応していれば有利に勧めることが可能です。
バッテリー周りについて
68Wのハイパワーでの急速充電に対応しており、15分もあれば50%の充電が可能となっています。
本体のバッテリー容量は4800mAhで、電池持ち自体は最近のハイエンドモデルらしくそこまで長くはないですが、この急速充電速度であれば、スキマ時間に充電してやれば十分使っていけるでしょう。
また充電端子はTypeC 3.1になっているので高速でのデータ転送が可能になっています。
まとめ
カメラ周りが若干弱いのと、おサイフケータイに対応していない点が、日本国内向けモデルとしては少々頼りない感じがありますが、それ以外は高い水準で収まっているコストパフォーマンスに優れたモデルであることは間違いありません。
付属品も充電器とカバーはついてくるので、あとは保護ガラスさえ用意すれば問題なく使っていける製品です。