小型PC。ノートパソコンとは別にサイズ自体が小さいデスクトップPCの亜種に当たるもので、物によってはスティック状になっていることからスティック型PCとも呼ばれることもあるこの種類ですが、小型故に置き場には困らないものの、色々な問題も抱えています。
一般的には馴染みがないと思ってる人も多いですが、実はAmazon Fire TV Stickなんかも小型PCの種類の一つです。みんなが思っている以上に普及しているんです。
今回はそんな小型PCに関しての注意点をまとめていきます。
小型PCの注意点
排熱面での問題
小型故にの弊害で、排熱に関しては大きな問題を抱えています。第1世代のFire TV Stickも、排熱が追いつかず処理落ちしたり故障したりという問題が多かったです。
なぜ排熱に問題を抱えているかというと、小さいボディにミチミチに部品を詰め込んでいるせいで、熱がこもりやすいからです。強力な空冷ファンを付けようにも、小さいボディには収まらない、もしくはファンレスにせざる得なかったりするので、この熱問題をどうするかは各メーカーの対応に左右されます。
空冷ファンを搭載してもうるさい
基本的に空冷ファンというのは、小さければ小さいほど回転時のファン音がうるさくなる傾向があります。
それも、全力で冷やさなければならない仕様上、多くの場面で空冷ファンは全開で回っています。
静音性の問題でいえば、ファン付きの小型PCは非常にうるさいですものが多いです。
スティック型PCの多くは空冷ファンなんて付いていないので静かではあるものの、排熱でとても弱いのでトレードオフになります。
低性能でそこそこ長持ちか、高性能で短命か
小型PCでも性能を抑えめ設計している場合は、発熱が比較的抑えられているので、一般的なノートパソコン程度の寿命になります。
しかし、もしこれが結構高性能、デスクトップ向けのPCなんて積んである場合はかなり短命になってしまいます。
デスクトップ向けのPCでi5以上の性能になってくると、やはり結構な発熱をしてきます。
そんな中で大した冷却機能を有していないとなると、あっという間に熱で各部品が劣化してしまい、ハードウェア的な破損へと繋がります。
小型は持ち運びにも適しているがノートパソコンほどの利便性はない
小型なので持ち運びできるという利点はあるのですが、ディスプレイもマウスもキーボードもないのでノートパソコンみたいな利便性はありません。キーボードとマウスだけなら持ち運んでもさほど苦にはならないでしょうが、ディスプレイを持ち運ぶのは結構キツイです。
確かにポータブル向けの小型ディスプレイも最近は多く販売されていますが、ディスプレイって結構重たいんですよ。こんなものを持ち運ぶくらいであれば、最初からノートパソコンを買ったほうがオールインワンで済みますよね。
小型PCを外で使える場面なんて限られすぎてるんですよね。
まとめ
少なくとも小型PCはAmazon Fire TV Stickみたいな映像干渉目的以外では買う必要はないと考えます。
仕事で使うにはかなり不向きですし、耐久性にも問題がありますしね。
現在のFire TV Stickは、排熱問題もだいぶマシになってきているし、色々な映画が見れるのでおすすめです。