たまに目にするのですが、いきなり10万円以上もするようなイヤホンを子供に与えた結果、1000円くらいのとたいして変わらないと言われてしまうことがあるそうです。
これはよくよく考えると当たり前のことであり、いい音を感知する為には、それなりに段階を踏んでいかないとわからないものです。
今回はなぜいきなり高いイヤホンを使わせても、いまいち理解を得られないかを解説していきます。
聴覚を成長させなかればいけない
皆さんは食育ということば聞いた事がないでしょうか。これは一般的には単純な成長の為のものとして知られていますが、それとは別に味覚を育てる意味でも使われます。
子供の頃から様々な味をのものを食べさせることが、味覚は成長していき、将来的にはより発達した味覚を得ることができるというものです。
基本的な味を感じる味覚はたしかに生まれた時からの素養も大きく関わってくるのですが、幼い頃からの食生活により、その幅をより広くする事が可能なのです。
聴覚もそれは同じで、普段から様々な音に触れる事で、より発達して良い音を感じる感性が発達していくのです。
普段から安物イヤホンを使っている人が、超高級イヤホンを使ったとしても、違いはあるけど値段ほどの価値は無いなと感じるのは、聴覚及び感性が成長していないからです。
聴覚と感性を成長させるには
ではどうすれば聴覚感性は成長していくのか。これはやはり様々なイヤホンやヘッドホンで音楽に触れさせるかです。
最初は300円イヤホンから始まって、1000円、2000円、5000円と値段を上げていくと、こういった感性は磨かれていきます。流石にオーディオオタクでないならば1万円台までで問題ないですが、もし自分の子供の聴覚的感性をより磨かせていきたのであれば、よりよいものを買っても良いでしょう。
最近は2000円程度でも質の良いイヤホンが出ているので、普段使いするにもさせるにもこの価格帯でも十分だとは思います。finalのEシリーズでも使っていれば、ここから高級イヤホンを使わせても、その音の良さは理解できると思います。
贅沢させない為には安物を使わせ続けるのもあり
逆説的に言えば、贅沢しない、させない為であれば安物を使い続けていれば十分です。普段からダイソー300円のイヤホンしか使っていないし、それ以降ステップアップするつもりもないのであれば、その音で耳がコンバートされるので、特に不満を感じることもないでしょう。
TWSに関しても同様で、安い中華でANC付きのものだけ使っていれば、特に不満を感じる場面はないのです。