iPhoneSEの第3世代。昨今では通常モデルの価格インフレもあり、通常のiPhoneよりも安いという理由で人気が高まってきています。
処理能力だけでいえば通常モデルにも肉薄する感じなので、一見すると悪くない選択肢にも思えますが……
しかし、個人的な評価を言えば、そこまで良い選択とも思えないです。今回はiPhone SE3にどんな問題点があるのか解説していきます。
iPhone 8の筐体を使いまわしているせいで問題が発生している
サイズ感が小さくて作業効率ダウン
もう何世代も前のiPhoneシリーズの金型を利用しているので、非常にサイズが小さいです。12 miniとかの小型iPhoneクラスのサイズ感しかありません。
小さいスマホというのは片手操作には適しているものの、画面が小さいので作業効率が純粋に下がります。
コンパクトサイズがどうしても良いというならこれでも問題はないかもしれませんが、実はコンパクトサイズには他にも様々な問題要素があるのです。
排熱が追いつかない
サイズが小さいということは、排熱するための放熱板が小さいということにもなります。iPhone8に標準搭載されていたチップであれば、このサイズ感でも問題なかったかもしれませんが、世代交代を続けた高性能チップでは、排熱が追いつかないのです。
普段使い程度では問題ないのですが、ゲームなどを遊んでいると処理落ちが発生してしまいます。
カメラが未だにシングルカメラ
いくらソフトウェア面で更新が重ねられているとはいえ、ハードのほうが弱くて撮影能力にも限界があります。
特に超広角や望遠がないのはどうにもならず、撮れる写真のバリエーションに限りがあるのです。
普通の写であればそこそこきれいなのですが。
バッテリー持ちが良くない
バッテリーはたったの2007mAhしかありません。iPhoneシリーズはバッテリー容量が少なめなのが有名ですが、それにしたってiPhone SE3の容量は非常に少ないでしょう。
公表値的にはiPhone 12 miniと同等のバッテリー持ちらしいですが、これはあまり良い電池持ちとはいえないでしょう。
SE2と比べればだいぶまともになったとは思いますがね。
普通にカジュアルな使い方しかしないなら、1日は持ちますが、結構ゲームで遊ぶというのであれば、気をつけたほうが良いでしょう。
まとめ
使いまわしで擦りすぎた外見で、ワクワク感がまるでないし、作業効率の面でいえば、スタンダードなiPhone系統には劣ってしまいます。
カメラも微妙だし、値段もいうほど安くない。どうしてもiPhoneが欲しいという子供向けやコンパクトサイズが良いという人には良いですが、無理に買うほどのものではないですね。